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12月13日 What the Acquire Contributes 企業買収の成否

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 から人生と経営を深めていきましょう。本日 #12月13日  のテーマは、 #What_the_Acquire_Contributes (買収側が貢献すること)

#企業買収の成否

#企業買収は買収する側が買収される側に何を貢献するかによって成否が定まる

 企業買収はいかに相乗効果が大きそうに見えようと、買収される側が買収する側に何を貢献するかではなく、買収する側が買収される側に何を貢献するかを検討しつくして、はじめて成功する。
 もちろん、買収する側が貢献するものは多様である。マネジメント能力であることもあれば、技術上あるいは流通上の強みであることもある。だが、それは金以外のものでなければならない。金で十分ということはありえない。
 トラベラーズによるシティバンクの買収は、買収する側のトラベラーズがシティバンクに貢献できるものを検討しつくしていたがゆえに成功した。シティバンクは世界中に進出し、かつグローバルなマネジメント体制を確立していた。しかし、扱う金融商品が時代遅れになっていた。幸い、トラベラーズは優れた金融商品を揃えていた。トラベラーズは、シティの優れたマネジメント能力と流通システムに貢献することのできる商品をもっていた。(『マネジメント・フロンティア』313ページより、eラーニング教材『企業買収戦略』)

ACTION POINT
#企業買収にあたっては相乗効果よりも自社による貢献を先に考えてください

買収される側が、買収する側に対して何を貢献できるか、ではなくて、逆に、買収する側が買収される側に何を貢献できるかを検討し尽くしてはじめて成功する。

11日のグレース社、GE社の事例でご紹介した通り、企業買収などを通じてコングロマリットを広げ、一旦は好成績を残したとしても、

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たとえGEであっても、売上も時価総額も10年を超えて、成長し続ける企業体を築くことは容易ではない。

買収する側が貢献できるものは、経営能力であったり、技術力だったり、販売力だったり、さまざま。金で十分ということはあり得ない、そうだ。

今日を変えていこう。

愛を込めて。

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