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6月15日 Pension-Fund Regulation 見えざる革命

#6月15日  ですね。

おはようございます。
本日も

#ドラッカー  
#365の金言

からスタートしましょう。

#Pension_Fund_Regulation (年金基金規制)

#見えざる革命

本日の金言:

#これからは年金基金の保護が最大の課題となる


 先進国では、45歳以上のほとんどにとって、年金受給権こそ最大の財産である。19世紀には、金銭にかかわる最大の関心事は、早死にしたときに家族を守る生命保険だった。平均寿命が倍近く延びた今日では、金銭にかかわる最大の関心事は、長生きしすぎたときに自分と家族を守ってくれる仕組みである。
 生命保険は、実際には死亡保険だった。これに対し、今日の年金は老齢保険である。年金制度は、労働年齢を超えて長生きすることが当たり前な社会では、不可欠のシステムである。
 したがって、これからは年金基金の保護が、政策や法律を策定する者にとって最大の課題とならなければならない。しかしこの問題は、いくつかの不祥事を経験した後において、ようやく解決にいたるという道筋をとる恐れが大きい。

(『ポスト資本主義社会』)

ACTION POINT

#今日の年金制度の欠陥がどこにあるかを考えてください

 本日のテキストは、『ポスト資本主義社会』3章 資本と労働のゆくえ >年金基金とその所有者>年金基金の受給権 141ページより。

 平均寿命が倍近く延びた今日では、金銭にかかわる最大の関心事は、長生きしすぎたときに自分と家族を守ってくれる仕組みである。

上記より

昨日の続きです。

 若者の可処分所得を減らす国民負担率が主に高齢者の医療費、年金のために減らされており、既に48%という物凄い国民負担になっているのです。

 流石にこれ以上進めば、いくらおとなしい日本の若者たちといえども、「結婚しない(できない)」「子供を作らない」という静かなる反乱では済まず、高齢者への反乱、引き落とし停止などといった物理的な抗戦になるかもしれません。

 それほどこの医療費や介護、年金支出の負担は重いのです。ただでさえ収入減となっていて、しかも、伸びない経済が続いているのです。このまま検討し続けるだけの無策で経済が活性化する道理がありません。

 高齢社会の日本での課題は、長生きし過ぎた日本人を守るための費用(医療・介護・福祉費)が、これ以上維持できないところまで来ていることが明らかなのに、次世代に負担をかけることで先送りをするだけで、どの政治家も支持率低下を恐れるあまり「100年安心の年金制度」と真実を濁したままなのです。

 今日を変えていこう。愛を込めて。

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