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2月6日 企業のグローバル化

#ドラッカー #365の金言 #2月6日 #企業のグローバル化 #グローバル企業の自己認識はすでに国境を越えた #パソコンの操作についてサポートセンターに問い合わせをしてみてください #海外のサポートセンターで不都合はありましたか

旧来型の多国籍企業からグローバル企業への転換が進んでいる。扱う財・サービスは同じである。だが組織構造は異なる。グローバル企業にとって、経済単位は1つしかない。世界である。

多国籍企業とグローバル企業とは異なるとドラッカー博士。扱う財・サービスは同じだが、組織構造が多国籍企業は国籍ごとの複数。グローバル企業は1つ。

自分も外資系企業(正確には外資と国内企業の合弁)に所属していたことがある。方針や計画はほぼニューヨークで決められていた。まだまだ日本側が資本的にも経営状況的にも強かったため、日本市場に関しては、東京主導で進めて良いことになっていた。

当時あるグローバル金融機関を我が社は担当していた。その企業のマーケティング業務はグローバル・アカウントをどの代理店が取るかの競争があって、業務内容ごとにプレゼンがニューヨークで行われ、米国本社で決定されていた。

当時、最もお金を使う新規獲得業務はAという別の代理店が獲得、既存客の利用促進業務は我がグループが獲得したから、日本市場については現地法人通しでうまくやってくれ、とNYの本社から連絡があった。

新規獲得業務で面白いアイデアがあっても、グローバルでアカウントが決まっているので、我が社から提案してもアイデア取られるだけで一円にもならないので、そこは放っておけ、という。

あらま!

日本法人だけ扱い代理店が異なる、ということはグローバル契約のため許されないのです。つまり、契約絶対、余計なことする暇あったら、成果出せ、それからだ、なのです。

NYグローバル総額の年間マーケティング予算をどの代理店が扱うかが決まり、そのうち日本市場にいくら振り分けるかが決まる。

その金融機関の日本法人は、米国で振り分けられた日本市場向けのマーケティング予算を、米国本社が決めたグローバルパートナーの現地法人と、日本ローカルのマーケティング業務を遂行する。契約はグローバルで決まっており、企業ブランドは統一性が大切、とされていた時代だったこともあり、日本法人側では予算増額など独自で決定する余地はほとんどなかった。

オリエンでは次のようなことが通知された。

「今季、日本法人に求められている成果は●●です。これを達成する計画があります。まずは、○○円の予算で、新規口座を獲得するキャンペーンを行います。時期は3月1日から2週間です。広告表現はこれを使ってください。5年内に△□円のリターンが獲得できることが我々に期待されている成果です。予算内で実現できるアイデアがありましたら提案ください。では、目標達成に向けて提案書を●月▲日までに提出してください。資料とクリエイティブ表現は和文と英文で送ってください。質問ありますか?」

みたいなやりとりで行なっていた。あの頃のマーケティングもシビアだったけれど、色々楽しかったな。

アフターコロナ時代のマーケと経営|ごんごんごんちゃん @dialogjapan #note https://note.com/dialogjapan/m/m740de8d0218d

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