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12月5日 Price-Led Costing 価格主導型コスト管理

おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言  より人生とマネジメントを深めたいと思います。こちら↓の続きから。

#12月5日  本日のテーマは #Price -Led_Costing 

#価格主導型コスト管理  です

#問題は技術ではない
#ものの考え方である

 経済連鎖全体のコスト管理は、コスト主導型の価格設定から価格主導型のコスト管理への移行にともなう必然である。
 欧米の企業のほとんどが、コストからスタートし、それに利益幅を乗せて価格を決めるというコスト主導型の価格設定を行なってきた。これに対し価格主導型のコスト管理では、顧客が進んで支払う価格を設定し、商品の設計段階からアフターサービスにいたるまでの許容されるコストを明らかにする。この顧客が進んで支払う価格についての情報を用意するものがマーケティングである。
 価格を所与として、多分野の専門家からなるチームがコスト分析を行なう、資本のコストとリスクをカバーするためのコストが利益として差し引かれ、許容されるコストの上限が示される。その後は製品の機能とコストとのトレードオフが行なわれていく。(『明日を支配するもの』、eラーニング教材『データ通から情報通へ』

ACTION POINT
#あなたの組織ではコスト主導型の価格設定を行なっていますか
#それとも価格主導型のコスト管理を行なっていますか
#顧客価値の創造と価格主導型のコスト管理につとめてください

#価格主導型コスト管理方式  とは、昨日もご紹介しましたが、

顧客が進んで支払う価格を設定し、商品の設計段階からアフターサービスにいたるまでの許容されるコストを明らかにする。

つまり、価格ありき、で商品やサービス内容を決めていき、マーケティングでガバッと販売する方式です。

 他分野の専門家がチームとなり、製品の販売価格を仮決定してコストの分析を始める。次に、企業の設備投資やリスクを補償するために必要な利益を差し引き、製品・サービスの許容コストを算出する。そして、製品が提供する効用と許容コストとの間でトレードオフを行うのである。価格主導型原価計算では、経済の枠組み全体が、顧客のために価値を創造し、必要な投資収益率を得ながらコスト目標を達成することに焦点を当てています。

スーパーマーケットはじめ、すでに、多くの企業がこの #価格主導型コスト管理方式  を採用していると思います。

かつて下請けイジメが問題になりましたが、それは、この発注側の「指値」方式があまりにもこれまでの商慣習や製品価格とはかけ離れた提示をしてきたからでしょう。ゆき過ぎた「指値」となれば、下請けいじめ、さらに言えば、労務賃金がほとんどかからない刑務所に製造を発注するスポーツ用品メーカー、非人道的な奴隷労働を強いるウイグル人への人権問題、留学生をこき使う信州の農家につながります。

これ以上低賃金が続くと、なんだ、結局日本も中国のことを批判などできない同じ穴のムジナだ、と誤解されかねません。経団連さんはじめ経産省、農水省の皆さんは、民間企業が、いや、日本企業が人件費の安さを売りにしないように、公務員並みの人件費を払うよう、行政指導や補助金給付などしていただくと、随分と住みやすい国家、幸福な国家になるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。

今日もやっていきましょう。


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