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4月13日 チャーチルのリーダーシップ

おはようございます!

続きです。


#ドラッカー #365の金言 #4月13日 #チャーチルのリーダーシップ    #チャーチルが与えてくれたものこそ道義の権威・価値への献身・行動への信奉だった

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3qUQZtj

“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。


今日のテーマ:チャーチルのリーダーシップ


今日のアクションポイント:  #あなたの組織の価値観とリーダーの価値観とを照合してください #両者をすり合わせ行動に具体化する方法を考えてください

組織としては売り上げ・利益の拡大が重要、しかし、人権侵害・ジェノサイドは許されないとする価値観とぶつかっている状況が今まさにわが国企業を取り巻く状況にあります。

1930年代、舞台は西側。ヒトラーとスターリンという大陸の全体主義者に対して、海洋側の自由主義陣営にはリーダーがいなかった。我がご先祖たちはあろうことかヒトラーとスターリンが手を組むから、我らもそちら側に手を組めばうるさい英米中に勝ち大陸での覇権を握れると算段した。ところが、1940年代にチャーチルがイギリスに登場、英米連合の団結とスターリンの日ソ中立破棄による攻撃によって、ヒトラーと同盟したわが国も敗戦となりました。

80年後の2010年代、今回の舞台は東側。習近平とプーチンという大陸の強力な全体主義者に対して、海洋側のわが国には2012年安倍晋三、米国には2016年トランプが登場し、2019年7月英ジョンソン首相が登場。だが、2020年代に入りコロナ禍の現在、わが国は親中派の力を借りなければやっていけない政権基盤が脆弱な菅義偉首相と米国は民主党の老人バイデンがリーダー。果たして英ジョンソンがチャーチルの役割を果たすのか、それとも、オーストラリアのモリソン首相など新たな国際的な同盟を引っ張るリーダーが生まれるか。

(米中ともに戦争準備中。巻き込まれる豪・日・印・台湾ら海洋クワッド諸国)

歴史は繰り返されるとも、螺旋状に進化し、前回とは異なる結論に至るとも言われます。

どのような方向へとわが国を導くのか、できれば、前回の二の舞はごめんこうむりたいものです。

例えば、現在のところ、コロナ禍において好調なユニクロです。

その理由の1つが中国市場で好調だったことです。経営者として、中国市場を刺激するコメントを発しないとした柳井会長の決断は正しいと思います。

しかし、一方で、高まる人権侵害への意識、国際社会からの期待はダウン。投資家の意識は株価に反映され、ダウンに。


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自動車産業への「2035年脱カーボン社会実現への要望」は、わが国から見れば、何をバカな、大袈裟な、と思えます。しかし、グローバル企業は意識せざるを得ないところもあります。

「そんなの構うものか、リスクはって経営しているのは俺様だぜ」とぶっちぎる経営もあります。

どちらにせよ、グローバル企業は国際社会的な存在となっており、国際政治の影響を受けざるを得ないでしょう。

80年前の前回、好調な大陸の経済を背景に、手放したくないから、と民族ジェノサイド実行者の全体主義者と組んで滅んだ教訓があるのに、わが国は、好調な経済力を頼みとして、再びその誤ちを犯そうとしているように見えます。

ですが、前回同様、ロシアは最後わが国を侵略に来ると思っておいた方がいいのです。経済よりも安全保障の方が上位階層にある、これが戦略の常識です。経済最優先しかないわが国での思考では、「今だけ、金だけ、自分だけ」に過ぎないものとなるでしょう。

過ちを繰り返しません、と広島の原爆ドームでの誓いは、国を失うほどの過ちの決断を繰り返さない、という決断であるべきと思います。


今日もやっていきましょう。


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