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4月1日 Management as a Human Endeavor 体系としてのマネジメント

今日から4月。第二四半期の始まりです。
しかも、今日は月曜日。
週の始まり。良きスタートとなりますように。
今日も#ドラッカー #365の金言  からスタートです。

#4月1日  のテーマは
#Management_as_a_Human_Endeavor (人間の努力としての経営)
#体系としてのマネジメント

今日のテキストは、1986年刊行『マネジメント・フロンティア』に収録されている論文、 #教養学科としてのマネジメント (269〜277ページ)より。

 初めから私はマネジメントなるものは、自らの使命や組織の成果については外部志向的でなければならず、1人1人の人間に何らかの成果を上げさせるための組織の構造や価値観や人間関係については内部志向でなければならないと書き、教え、また助言してきた。

 これらの理由から、私は初めからマネジメントとは、1つの体系でなければならず、学ぶことはもちろん教えることのできる知識の体系的な集合体でなければならないと説いてきた。『会社という概念』(1946年)、『現代の経営』(1954年)から始まり、『イノベーションと起業家精神』(1985年)に至る私の主要な著作のすべてが、そのような体系を確立しようとするものであった。

同書、277ページより

ドラッカーは、今日のテキストでは、マネジメントとは学び教えることのできる1つの体系でなくてはならないと説いている。ただし、マネジメントは医療が科学でないのと同じ意味で科学ではない。実践である、と記している。

マネジメントは人間を扱い、社会的価値を扱う。
組織は、その組織外にある目的のために存在する。

同書、275ページ

 そして、これらの目的を実現するために、マネジメントという現代の特別な発名物が、人間を共同の業績のために組織するのであり、社会的な存在としての組織を作り上げるのである。そしてこのマネジメントが組織の中の人的資源を生産的な存在としえたとき、はじめて組織は、その組織の外にある目的と成果を実現できることになる。

同書、276ページ

私がドラッカー好きなのは、
「マネジメントは1人1人の人間に何らかの成果を上げさせるためのもの」という考え方。

多くの識者が経営の目的を生産性や利潤向上としているのに対し、ドラッカーは、企業の目的は利潤ではなく、顧客の創造し、顧客を満足させることと定義していること。

利潤は業績の結果であることと目的であることとは大きく異なります。

人間という存在を生産的たらしめることもまた、組織としての企業の目的であり、存在価値である。

同書、274ページより

人を生産的たらしめるにはどうすべきか。
人を生産的たらしめる組織にするには、どうすべきか。
人を生産的たらしめる社会にするには、どうすべきか。

あくまで、人が中心の考え方がドラッカーにあると感じています。
そして、それをどう具現化するかは、マネジメントするあなたにかかっています。

#マネジメントとは人にかかわることである
#あなたは工学部・経済学部・心理学部・政治学部・哲学部のどの出身ですか
#そのことはあなたのマネジメント・スタイルに影響していますか
#その影響を3つあげてください

今日もお読みいただきありがとうございます。午後からもやっていきましょう。

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