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1月27日 The Discipline of Management 体系としてのマネジメント

#ドラッカー  から何が学べるのか。

#365の金言  から人生と経営のヒントが見つかるかも。

本日 #1月27日  

#The_Discipline_of_Management  

#体系としてのマネジメント

#体系化されたことによってはじめてマネジメントは役に立つようになった

 私が五〇年前に書いた『現代の経営』によって、マネジメントの仕方、つまりそれまでは才能ある者だけが行なうことができ、そうでない者にはできないと思われていたことが学べるようになった。
 私がマネジメントの世界に入ったころ、かなりの部分はエンジニアリングから派生していた。会計からきている部分も多かった。心理学からもきていた。労務管理からはもっと多くがきていた。しかしそれらのものは、それぞれ別個のものとされていた。そして、ほとんど役に立たなかった。
 鋸や金槌しかもたず、あるいはペンチというものを聞いたこともなければ大工はできない。それらの道具を一揃えにしたとき、はじめて大工道具を手にしたということができる。それが、私が『現代の経営』で行なったことだった。私はマネジメントを体系としてまとめたのだった。(『マネジメント・フロンティア』)

ACTION POINT
#あなたのマネジメントの仕方は思いつき的ですか 、それとも体系的ですか

「あなたの経営は、行き当たりばったりの思いつき的ですか?それとも、体系的、システム的、戦略的(全部同じ意味)ですか?」

正直、流れにただようような小さな存在なので、大手の流れに任せ、行き当たりばったりが良いものとして、流されておりました。しかし、それでは流れを作ることなどできず、いかんのだろうと思ってはいたものの、どうしたらいいのか、途方に暮れつつ、まんじりと過ごす毎日。

長期的ビジョンを掲げ、困難を乗り越えた先の未来を提示して、一緒に進んでいこう、と宣言し、共に歩むリーダーシップに欠けていました。

 一方で、最近の軍事戦略では、「大戦略(Grand Strategy)」よりも、「エマージェント戦略(Emergency Strategy 緊急性・臨機応変・創発的戦略)」が重視され始めている、と聞きます。

 昨今のように技術進化スピードがあまりにも早いため、「大戦略」の元、戦術・機材レベルで実装しようとしていては、どんどん低コストで高性能な機器(例えば、ドローンのような兵器)が開発され、現場投入される速度に追いつけず、新技術兵器を活用する戦略の立案が求められ、これまでのように「20年かけて軍艦を建造して、、、」という大戦略の時間軸では完成した頃に時代遅れとなってしまう、という現象が起こっているからだとか。

 そこで、臨機応変に変化に対応すべく「エマージェント戦略(意図しない戦略)」が注目され始めています。これには、機会や脅威の発生に伴う緊急戦略 (emergent strartegies) と、 組織成員のアドホック (ad hoc) な行動の結果生じる「行為の中の戦略」の、2種類があるとのこと。


ですから、 大戦略 vs  予期せぬあるいはアドホックなエマージェント戦略、という二元論で語るのではなく、例えば、中国共産党にように、「100年以内に世界の覇権を握る」という長期ビジョンの大戦略を描き、それを実現するために、先進国からアフリカまで世界中の国々並びに国連などの国際機関をインベーションし、支配的地位を得るための行動は、臨機応変、エマージェントに実行するということになろうかと思います。

彼らの、こちらが弱い、と見るや、上から目線で押し付けがましくやってくる、前時代的にも感じる古い封建的な、いかにも、中華思想なやり方はスマートじゃありません。

しかし、彼らが長年かけて諜報活動はじめさまざまな友好に見せかけたイベントやら何やら含めて、中華街なども戦略的に設置し、マスコミ支配したり、広報プロパガンダや支援者の集め方などを目にするにつけ、むしろ、学ぶ点も少なくないと感じています。

選挙や商売もある意味、心理戦であり、情報戦でもあるわけで、その中に人をコントロールしよう、もっと買わせようという悪意があります。しかし、一方で、商売には「多くの人たちに喜んでもらいたい」という善意もあります。善意だけの世界、綺麗事だけの世界であるわけはないのですが、できるだけ、自分は、喜びの中で、喜び合う生き方、商いができないものか、と考える次第です。

今日もありがとうございます。

心を込めて。

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