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ドラッカーに学ぶ 7月14日 Unexpected Failure 予期せぬ失敗

おはようございます。「失われた20年、30年」と聞かされると、そりゃ失敗続きだからな、とテンション下がりますね。

 毎日どんちゃん騒ぎやギャンブルしてて貧乏になった、と言うならまだ仕方のないことと納得できますが、真面目に頑張ってきてるのに、収入は下がり、税金・年金など社会負担が増えるばかりで貯蓄もできず、もう30年ですよ。

 社会の言う通り、国のいうとおりにしてても、ちっとも報われないじゃないか!と嘆きたくもなるもんです。

補助金や国からの資金に頼りすぎてしまうと、ハイエクの言うように

ハイエクの言うように、

頼るところがない→国に頼らざるを得ない→国家統制→全体主義国家 と言う道へと進んでしまうのです。

誰もが国家依存がとなりますと、国家から個人へのコントロールが過干渉となった時、個人的自由など簡単に失われ、全体主義社会へといとも簡単にシフトしてしまいます。

 ドラッカーの哲学は、反全体主義。一人ひとりが能力を発揮して成果を生むことができる民主主義社会の実現を理想としています。その担い手として、企業組織に期待をしてきました。
 ところが、ドラッカーが期待した民主主義社会の担い手である企業経営者が己のエゴを振り回し、従業員の20〜40倍もの巨額報酬を得、従業員をリストラするなど専制的な経営を進める企業家が多数輩出。彼は経営者への期待を失い、社会変革の担い手、新しいコミュニティを担う存在として、非営利組織に期待し、応援もしてきました。

 今週、ここで語られている金言は、イノベーションに関することですが、イノベーションは企業のみならず、非営利組織においても、政府においても、必要なことであり、また、イノベーションを起こし、変化を起こし続けることによってしか、社会を進めることはできない、というドラッカーのメッセージから学べることと思います。今日を変えていこう。愛を込めて。後藤


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#予期せぬ失敗

#予期せぬ失敗はイノベーションの機会の兆候と受け止めよ

 予期せぬ失敗が要求することは、外へ出て、見、聞くことである。競争相手の予期せぬ失敗も意味をもつ。予期せぬ失敗は、イノベーションの機会の兆候として受け止めなければならない。分析するだけでは不十分である。調べるために出かけなければならない。たしかに、予期せぬ失敗の多くは、間違い、物真似、無能の結果である。しかし、緻密に計画し、設計し、実行したものが失敗したときには、失敗そのものが、環境の変化すなわち機会の存在を示すことが多い。
 予期せぬ失敗は、顧客の認識や価値観の変化を示す。製品、サービス、市場、戦略が前提としているものは、あっという間に陳腐化する。顧客が価値観を変える。同じものを異なる価値観で買うようになる。フォード社は、新型車エドセルの失敗によって、自動車市場がもはや所得によって細分化できなくなったことを知った。ユーザーは、所得ではなくライフスタイルに合った車を選ぶようになっていた。

(『イノベーションと起業家精神』、eラーニング教材『変化の駆動力』)

ACTION POINT

#あなたの組織や競争相手の予期せぬ失敗の例をあげてください

#失敗の原因は何だったでしょうか


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