「それでは詳しく検討しよう」ではない。「ただちに行動しよう」である、とドラッカー。岸田さん知ってた?  1月6日 Practice of Abandonment 廃棄が正しい選択


#1月6日
#Practice_of_Abandonment
#廃棄が正しい選択

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

少しでも、おもろい、役に立った、という方は、
いいねのハートボタンをクリック、そして、フォローも忘れずに。
コメントも励みになります!ありがとうございます。


さて、

こちらでは、地に足をつけた、私の体験や学びから得た
実践マーケティング記事を1日1本以上をご紹介しています。

今日のテキストは、1999年3月に出版された『 #明日を支配するもの 』第3章 #明日を変えるのは誰か  1  #チェンジ・リーダーの条件ー仕組みと手法 #体系的廃棄 (83~84ページ)より

「我々がそれまで、その事業を行なっていなかった場合、我々は実行するのに必要な知識を知っていたら、今それを始めるだろうか?」 と問うこと。
答えが「ノー」であるならば、次に言うべきセリフは「それでは詳しく検討しよう」ではない。「ただちに行動しよう」である。

同書、83〜84ページ

「民間は不採算だったり、市場から支持を得なくなった製品や事業の場合、その事業や製品を廃棄し、新しい事業へと転換していくことができるが、国家はどんなに非採算となろうとも、事業継続を選択し、事業を廃棄できないから肥大していく。だからこそNPOに経営を移管すべき」とドラッカーがどこかで書いていたのを読んだ記憶があるけれど、今話題となっている公金を盗むような支援事業や男女共同参画事業などは「ただちに止めること」が正しい行動に思われるけれど、総理は検討を加速するだけで何もしないんだろうなぁ。。。

我が家の家業だった美濃の陶磁器販売業は、バブル崩壊後きれいな右肩下がり。

https://www.gpc-gifu.or.jp/chousa/jiba/2020/ceramics.pdf より

ピーク時519.7億円あった美濃焼出荷額は、今や124.9億円に。
わずか4分の1規模にまで縮小しています。

陶器産業に関わっている多くの職工や営業さんたちも暮らしていかなくてはなりません。生活がありますから、年収4分の1ではやっていけません。泣く泣く彼らが長年培ってきた職人技は引き継がれることなく転業・廃業となり、異業種へと流出が止まらず、産業は乾いた雑巾を絞るほどのスリム化を実施するも、維持できているのが不思議なくらい。こうなると、無報酬のNPOと変わりません。

ドラッカー的には「体系的廃棄」な産業なんだろうと思いますが、この現象はなにも陶磁器業界のみならず、日本のあらゆる産業が陥ってしまってる現象です。

今回、パンデミックで、300兆円もの補助金などが全国の企業にばら撒かれたわけですが、多くの企業が多少なりとも、息つくタイミングになったわけですが、今年から返済が始まる、と言うことで、再びキャッシュが国庫へ流出=市場から金が減る=余剰資金不足=不況へとならないか心配している人も少なくありません。幸にして、暖冬のようで、燃料インフレが収まりつつあるところ。

税金や社会保険などの負担が増える一方で、公金が詐欺的に使われるNPO事業に流れるのならば、減税・減社会補償費にして欲しいですね。国にあれもこれも頼むのもお門違いで、国には天皇・道路・河川・鉄道・水道・電気・ガス・通信のインフラ整備と防衛・外交に徹してもらい、国民負担率を3割程度に抑えてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。

 とはいえ、もはや廃棄、廃業しかない、という危機に陥った歌舞伎も、落語も、日本家屋も、日本酒も、ほかの分野や時には西洋からサムシング・ニューをとり入れることで復活してきました。

  「邪道」と批判されようと、ただ伝統の上にあぐらをかくだけだったら未来はない。ハイテクを活用してもいいものをつくろう、新しい用途や販路を開拓しようという意欲を持つ関係者がいる限り、陶磁器にかぎらず、危機にある日本の産業が復活する可能性は、まだ残っていると信じています。

と言うことで、今日もやっていきましょう。

#まだ行なっていなかったとして今これを始めるかを問わなければならない

 まだ行なっていなかったとして、かつ今知っていることをすべて知っていたとして、今これを始めるかを問わなければならない。答えがノーであるならば、次の反応は、それでは何を行なうかでなければならない。
 次のような場合には、直ちに止めることが正しい行動である。
 第1に、製品、サービス、プロセス、市場の寿命がまだ数年あるという状況では、廃棄が正しい行動である。膨大な人手を奪うのは、そのような死につつある製品、サービス、プロセス、市場である。それらのものが、最も生産的で有能な人材を縛りつける。
 第2に、製品、サービス、プロセス、市場が償却ずみを理由として維持されている状況では、廃棄が正しい行動である。コストのかからない資産など存在しない。コストは埋没しているにすぎない。
 第3に、最も重要な状況として、製品、サービス、プロセス、市場が、これから成功させるべき製品、サービス、プロセス、市場にとって邪魔になった状況では、廃棄が正しい行動である。

(『明日を支配するもの』)


ACTION POINT
#実際にこの質問を行い
#答えがノーであったならば
#いかに愛着があろうとも廃棄の決断をしてください

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!