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2月15日 社会による救済の終わり

#ドラッカー #365の金言 #2月15日 #社会による救済の終わり #社会による救済への信仰が終わった後となっては一人ひとりの人間の責任が主役となってもおかしくない #あなたの面倒を見るのは人事部ではなくあなた自身です #自らの強みを見つけ自らの期待に応え自らをマネジメントしてください #何によって貢献するかを常に考えてください


信仰としてのマルクス主義の崩壊は、社会による救済という信条の終わりを意味した。

1989年ベルリンの壁が崩壊し、翌1990年東西ドイツ統一、1991年ソ連・東欧の共産主義諸国も崩壊。マルクス主義の夢破れた1990年。

しかし、ソ連が崩壊しても、信仰は終わらないし、変わらない人が少なくありませんでした。それどころか、なんと30年後の2020年、マルクス主義は、新自由主義、セイの法則、グローバル経済、BLM運動などと名前と形を変えて、逆に、世界中を席巻、中国共産党は、一帯一路戦略を堅持し、2049年までに世界支配を目論んでいます。

わが国にも、アメリカ合衆国をも呑み込んだ全体主義、共産主義の実現を夢見る人たちが少なくありません。

その一端がわかるのが、2020年菅首相の施政方針演説の「自助・共助・公助」批判。「コロナ禍で大変な時に、自助努力を求めるのか!公助優先だろ!」とふるさと秋田の新聞からも批判。

いや、そうじゃなくて、まずは自ら働き、自らの手で人生を切り開く=自助からだ、とダイヤモンド誌。

なぜなら、そもそも人が生きて生活を営む上においては、まず自らが働くことが第一であるのは言うまでもないからだ。したがって最も大事なことは誰もが働ける内は、そして働く意思があれば長く働くことができ、しかも満足できる報酬を得ることができるようにすることである。そのために大切なことは経済が成長し、企業が収益を上げられるようにすることが重要だ。すなわち「自助」という言葉の裏に隠された重要なキーワードは「経済の成長」なのである。デジタル化の推進も規制改革もそのための手段であるに過ぎない。(上記ダイヤモンド記事より)

社会による救済というマルクス主義が崩壊しても、信仰は終わらないし、変わらない人が少なくありません。耳に良い言葉は、心に残り、心を動かします。現実がひどければひどいほど。。

少なくとも社会による救済の信仰が終わった後となっては、内面への回帰が始まる。個としての人間が中心となる。

とドラッカー博士は仰るものの、

わが国の時代=高度成長は終わり、「失われた平成30年間」は、日本国民の内面に大きなダメージを与えました。自己肯定感の欠如、なかなか見つからないチャンス、可処分所得が減る中、社会負担が増え、楽しく働き、暮らせる機会が細っていく。

どの宗教も信者を減らしました。スピリチュアル市場が成長し、SNSを通じてスピリチュアルが人々を救うと思いきや、詐欺やオカルトいんちき師が大量に登場、藁をもすがる人たちに、文字通り藁を、しかも、高額で売る、ということが横行していて、心を痛めています。

傷ついた人に対して、自分で立ち上がれ、というアドバイスは、たとえそれが真実親切なアドバイスであっても、痛みを感じている人にとっては辛く厳しく感じるものです。2006ー8年のリーマンショック・金融危機の痛手が治らないうちに、2011年、東日本大震災と福島原発事故が起こり、2万人近い人を失う悲劇。

さらに毎年自殺者が2~3万人も。。。

無宗教が多く、心の頼りになる宗教を持たない人が多いわが国国民ですから、先が見えぬ不確実な時代に、しかも、被災もあり、お金も自信を失っているから、心の拠り所を求めて右往左往な迷走状態の10年間だったのかもしれません。

そんな時に「自助で」と言われたら、「そんな、切ないのに」みたいなことから、一見優しそうな共産主義へと走ってしまうよね。

福島・宮城で、10年ぶりに震度6強の地震がありました。

10年前被災した県民は、今回の「地震」という物理的な力の威力に驚き、見えないウィルスへの恐怖よりも、より現実的に対処しました。

すなわち、「地震>コロナウィルス」。

1年以上にわたって、恐怖で操りコロナ洗脳が解けました。

画面の向こう側からこれでもかと浴びせかけられてきた恐怖よりも、大地が揺れる、その圧倒的な現実、リアリズムが抽象的な概念妄想を打ち破ったことを感じました。

地震から一晩明けた今日の仙台。

商店でも公園でもスーパーも、マスク人は減った。

暖かな気温とともに洗脳が解けた。

地震>コロナ。

震度6の物理的・圧倒的な力は現実だ。

小さなウィルスへの恐怖よりも現実の方が強い。

「さぁやろう!」と片付けて立ち上がる。

春はもうすぐだ。

今日もやっていきましょう。

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