7月9日 Each Organization Must Innovate イノベーションの実績評価

#7月9日  
#Each_Organization_Must_Innovate  (どの組織もイノベーションしなくてはなりません) 
#イノベーションの実績評価
#ドラッカー
#365の金言

#あらゆる種類の組織になければならない中核的能力がイノベーションの能力である


 中核的能力は組織によって異なる。それは、いわば組織の個性である。
 しかし、あらゆる種類の組織になければならない共通の強みがある。イノベーションの能力である。したがってあらゆる組織が、イノベーションにかかわる自らの業績を記録し、評価するシステムを必要とする。
 医薬品メーカーの何社かが、すでにそのようなシステムをもっている。それらの企業では、自社の仕事ぶりからスタートすることはない。業界全体のイノベーションを徹底的に調べる。
 それらのうち、本当の成功といえるものはどれか、自社のものはいくつあるかを調べる。次に、自社の実績は当初の目標に見合っていたか、市場の方向性に合っていたか、市場地位に見合っていたか、研究開発費に見合っていたかを分析する。
 さらには、自社のイノベーションが成長と機会の分野におけるものだったか、逃した重要なイノベーションはどのくらいであったか、なぜ逃したか、気づかなかったからか、気づいていながら手を打たなかったからか、本気で取り組まなかったからかを調べる。
 これらの問いの多くは、客観的な測定ではなく、主観的な評価を求めるものである。しかも、解答を出すというよりも問題を提起するものである。だが、まさにそれらの問題こそ、自らに問いかけるべき正しい問いである。

(『明日を支配するもの』)

ACTION POINT

#業界全体のイノベーションの状況と自社のイノベーションの実績を定期的に評価していってください

今日のテキストは、『明日を支配するもの』(1999年)第4章 情報が仕事を変える 140ページより。

 イノベーションに関わる評価システムを持とう、と言うお話。

業界全体のイノベーションを徹底的に調べて、

1、本当の成功といえるものはどれか、
2、自社のものはいくつあるか
3、自社の実績は当初の目標に見合っていたか、
4、市場の方向性に合っていたか、
5、市場地位に見合っていたか、
6、研究開発費に見合っていたか、を分析する。

 さらには、
7、自社のイノベーションが成長と機会の分野におけるものだったか、
8、逃した重要なイノベーションはどのくらいであったか、
9、なぜ逃したか、気づかなかったからか、気づいていながら手を打たなかったからか、本気で取り組まなかったからか

を調べる。

ちなみに、この上半期の、あなたの業界を振り返ってみたら何か新しい発見が得られるかもよ。

今日を変えていこう。愛を込めて。




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