DPI企画 デモクラシー・ダイアローグ「あなたにとって民主的とは?~対話へのお誘い」を受けて
DPI企画 デモクラシー・ダイアローグ「あなたにとって民主的とは?~対話へのお誘い」を受けて
ダイアローグ実践研究所(DPI)様。
本日のデモクラシー・ダイアローグ「あなたにとって民主的とは?~対話へのお誘い」ではありがとうございました。
今回のDPIの趣旨がよくわかっていない自分でしたが、ダイアローグを学んでいるところで、対話を展開することにおいて、また、外国の講師、人の話、思想に触れることでデモクラシーという言葉をとても多く見受ける経験をしています。
対話というのは民主主義を実現するということだと。特に昨年行われたDICO(ダイアローグ・インターナショナル・カンファレンス・オンライン)では多くの講師が主張されたと感じていたところです。
なぜ、民主主義の実現には対話が必要とされるのだろうか?という疑問を抱きながらの参加でした。
本日の対話ミーティングで話された内容については、Timeout Foundation & Dialogue Academyの代表者Kai Alhanen氏に情報提供し、フィンランドのHPに乗るということですが、どんな内容になるか期待をしています。本日の参加された方、ファシリテーター、記録の労を引き受けてくださったことを感謝しています。
参加させていただいて、お話させていただきましたが、オンラインの悲しみで、電波状況の気まぐれで話している途中にZOOMが落ちてしまうという事態になり、最後の振り返りで話すことができなくなってしまいました。
ミーティングにおいて、日本社会、教育の場で民主主義を実現するために「どんなことができるか」というお話があり、簡単には話させていただきましたが、その後、考えてみて補足という形で自分の意見を提案させていただければと思います。
私自身、日本で民主主義を実現させるということについて、賛同しています。そして、この対話の場に集うた者として、このDPIという組織が率先して民主主義について働きかけるリソースを持っているということです。
本来、DPIはAnticipation Dialogueを伝え、学び、社会に発信して地域、福祉、医療、行政に働きかけようと言うテーマがあったはずだと自分は理解しています。
にもかかわらず、集まった研修者がAnticipation Dialogueを使いこなすだけのスキルを持てていない現状があるということ。研修期間も過ぎてしまい、そのスキルについて学び直す機会もないことに残念な思いをしています。
このままでは対話活動に求めている期待や学びが忘れ去られて行き、住みやすい社会に変えていこうという意欲もなくなることにとても懸念を抱いています。
このデモクラシーを考える。発信していくということを期に、DPIにおいて日本においてデモクラシーを根づかせて、理想的な社会を目指すためのAnticipation Dialogueミーティングの場を公開で実現させていくのはいかがでしょうか。
そのためには
・「日本におけるデモクラシー実現のためのダイアローグ委員会(仮称)」を発足し、会員を集めること。
・今まで学んだ早期ダイアローグ、Taking up one‘s worries、Anticipation Dialogue、ファシリテーターの学びの再確認の場を数回にわたって勉強会、研修会を開く。
・その学びのもとに、デモクラシー実現のためのダイアローグ委員会メンバーの心配ごととして、コーディネーターに入っていただき、「ダイアローグにむけての予測のための様式」に沿って、どんなworriesを抱いているか、どんな場にしたいか、どんなことを期待しているかを可視化して、デモクラシー実現のためのダイアローグのためにはどんなことを学ぶか、どんな人を招いてミーティングを実施するかリストアップして、招待方法を考え、招待する。
・オンラインか大きな会場を借り切って、実際に「デモクラシー実現のためのダイアローグ」(有料、一般公開)を実施する。そのファシリテーターは記録と共に、研修生から募集をする。
・規模、必要に応じて、地域ごとに分かれて実施してもいい。日本の代表ミーティングをしてもいい。
・「デモクラシー実現のためのダイアローグは未来語りのダイアローグ」として実施して、一般に公開し、なんらかの媒体を通じて社会に発信していく。その実現した計画についても公開して、フィンランドに送る。
・半年から1年を目途にその計画がどのように実現できているか、フィードバックのミーティングを行う。
・これらに関わった研修生メンバー、委員会メンバーの働きは研修ポイント、ファシリテーター、コーディネーターとして認定していく。
・対話の場での働きを無償のボランティアにすることがないように、公開して有料で行った収益から報酬を支払うものとする。
上記のことを考えてみました。私はすべての人間が個人として尊厳な価値を持つものとして認め合う。それが民主主義の根本精神かなと感じ、対話の場、DPIの場にもその志を抱いて集まっていると感じています。
是非、声をあげられない人のために、また、対話実践の発展のためにも、「デモクラシー実現のためのダイアローグ」を取り上げてくださり、DPI主導で実現してくださいますように希望しています。
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