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清潔感とはノイズキャンセラーである。

はじめに断りを入れておくがこれは顔面レベル下の上、つまりブサイクである僕が、なんとかして恋愛における人権を保つために編み出したテクニックを綴るマガジンである。

ブサイクによるブサイクのための文章であるため、偏差値50以上の顔面をお持ちである諸氏には毒にも薬にもならないものと思う。

上記ご了承の上、続きをご覧いただきたい所存である。


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「清潔感」

女性はそれを最低限の身だしなみと捉えるが、男性には蔑ろにする人も少なくない。


清潔感とは、恋愛においてほぼ必須のドレスコードである。

清潔感がないと女性から目を向けられない。
清潔感がないと男は恋愛をする資格が与えられない。

これはイケメンであろうがブサイクであろうが、男である限りみな同じものだと思われがちだ。

しかし、それは違う。

ブサイクほど清潔感に気を配らねばならない理由が存在するのだ。


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僕のような外見が低レベルの人間は、当然ながら見た目で他人を惹きつけることはできない。

すなわち恋愛をするときには「内面」が勝負どころとなる。

内面で勝負しようとすることは勝率こそ下がるものの悪手ではない。

しかし、どれほどあなたの「内面」を魅せたところで、相手の女性はあなたの「外見」と接していることを忘れてはならない。


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人の印象というものは、得てしてマイナスの方がインパクトを与えやすい。

特に日本人は無意識にレッテルを貼ってしまうきらいがある。

どれだけの功績を残しても、一つの不祥事で首がとぶ。
築き上げた信用も、一度のミスで泡となる。

芸能人も国会議員も、我々のような一般人もみな同じ。


人はどうしても悪いところに目がいきがちだ。

これは恋愛を始める際にも同じことが言える。


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あなたの内面を意中の女性にアピールしたいときに気をつけるべきことは何か。

それは「他のことに目を向けさせないようにすること」である。

あなたの内面にできるだけ注目させるためには、他に目移りする要素を排除する必要がある。


前述したように、人は悪いところに目がいってしまう。

清潔感がないことはそれだけで目に付く。

不潔なところばかりに気をとられ恋愛感情まで発展しない。


いわば清潔感がないことは恋愛感情における『ノイズ』だ。

このノイズを除去することができて初めて、僕らは自身の魅力を伝えることができるのである。

清潔感とは、すなわち恋愛感情のノイズキャンセラーなのだ。


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繰り返し言うが、僕らはブサイクである。

ブサイクとは、その特徴のほとんどがマイナスに働く生き物だ。

たとえば今回の場合、僕が清潔感のない人間だとすると、下される評価は以下のようになる。

「ブサイクだし不潔。最悪。」


一方でイケメンは違う。

たとえば、まるでホームレスのような出で立ちをパパラッチされるキアヌ・リーブス。(彼の身なりに理由があることや、周囲の人間に対しては気前よく振る舞うことはここでは一度置いておく。)

彼の評価はおおよそこのようになる。

「質素な生活を送る倹約家。身なりに構わない。」


評価が180度異なるとまでは言わないが、含まれるニュアンスに大きな差が生じていることが伝わるだろう。

僕らブサイクにとって清潔感が必須なのは、マイナスとなる特徴を打ち消し、内面を武器に恋愛をスタートさせるために他ならない。

ありがとうございます! 音声の品質向上のために、機材購入費用に充てさせてもらいます!