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じゅういちにちめ(ぶつよく)

ここ最近ヤフオクで連敗続きだ。
一月二月にあった高松市のPayPay25%バックキャンペーンでせっせと稼いだ一万弱の軍資金を元に挑むものの、入札したもの全て入札額を更新されて敗走。
墓地裏の家、ビヨンドのLD。クリプトキーパーの12インチトーキングフィギュア二体セット。スナッフを筆頭としたナイスセレクションのLD五枚セット。
そのどれもがいとも容易く入札額を更新されたのだ。

「終了間際に入札捲ってくる奴○す!!!!」
なんて鼻息荒くしたところで競り合いから降りたのは自分だ。
結局は資金力とその商品をどうにか手に入れたいというココ(拳で胸をドンドンと叩く)の強固さの問題だ。

これが三十代までの自分なら軍資金を超えたとしても突っ込んでいっただろう。
ギャンブルを一切やらない自分にとっては物欲を満たすことが全てで、ある種の射幸心を刺激されて熱くなるのがヤフオクだった。
引き際がわからず落札したはいいものの、後悔はないが虚無感を感じながら、その感覚を見て見ぬ振りしながら色々なものを買っていた。

その物欲が一気に無くなったのが2014年。
これを見てくれてる人で知ってる人も多いと思うが、そのキッカケについてはまたの機会に。(ネタの温存)

なんせ、今まで借金してでも集めてきたものが一瞬で消え失せた。
およそ20年に渡る物欲の証が一気に消えた。

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唯一生き残ったものがこれ。
montageというブランドが出したチャールズ・マンソンのクッション。
ホントはこれと微妙な色違いのもがもう一個あったが、たまたま車に積んでいたたのがこれだけだった。

2014年から数年は物を買うことに恐怖心すら覚えていたが、今ではほどほどに物欲も復活している。
ただ、以前と違うのはヤフオクで競ってても自分の設定額を越えれば(入札を上回った奴に呪詛を投げ掛けながら)スッと引けるようになったし、普段買うものも専らブックオフやハードオフの100均コーナーやジャンクコーナーばかり。
常に「これホンマにいる?」と自問しながら物と対峙できるようになった。

失ったものも多かったが得るものも多かった。わけあるかい。

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