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181日目(負け飯)

昨日ハヤーデの神戸から帰ってきて晩飯何にしようと街中をチャリで走るも、街が死んでてチェーン店系は開いてるものの、個人系は閉めてる店が多かった。
ハヤーデから帰ってきた時はガッツリとしたあったたたたたたたたかい飯であれば何でもいいんで、チェーン店系も全然アリは蟻の戸渡りだったんだけど、フィーリン的にイマイチ乗れず。
そうだ、酒で流し込みさえすればあったたたたたたたたかくなくてもいいじゃないか(コンビニ弁当除く)と、イオンへ半額惣菜狙いで行く。
イオンは中華系の惣菜や弁当が19時過ぎれば半額となり、しかもマルナカやムーミーのような半額ハンター達の息もかかってないので、割と容易に大漁半額となって「もうどうにでもしてっ!」と言うような晩飯フィーリンの時は酒と一緒に買うことがよくある。
しかし、昨日は行った時間が20時過ぎだったので半額ハンターの息が掛かってないとはいえ弁当が二つくらいしかなかった。
弁当一個では心許ない、かと言って売れ残った半額惣菜のラインナップを見ても帯に短し襷に長しといった感が。
ここは弁当一個と酒のアテに特化した選ぶ作戦に変更。臨機応変に行動を変えられるのはデキる男の嗜みだ。
惣菜群の中から鶏皮ラーゲを二個(半額なので通常一個分の値段で二個買えるのだ!)と通常価格だったが転ばぬ先の杖で春雨と卵の何かを買った。
麻婆豆腐とテャーハンとラーゲ一個と肉団子二個が入った弁当、鶏皮ラーゲ二個(半額なので通常一個分の値段で二個買えるのだ!)と春雨と卵の何かと酒で、あったたたたたたたたたかいガッツリしたものが食べられなかったことも無かったことになるだろう。そう思っていた。

弁当はまあ、いつも食べているような感じでハズレは無い。
春雨と卵の何か、はバカ舌の僕でも完食は厳しい味だった。
そして問題は鶏皮ラーゲ二個(半額なので通常一個分の値段で二個買えるのだ!)だった。
量が少ない弁当はすぐ食べ終わり、春雨と卵の何かにテンション下がったところで、これは酒のアテにサイコーだろう鶏皮ラーゲに取り掛かったのだ。
箸で掴むとカリッとした感触が伝わり、いやがおうにも期待は高まる。
パリッと独り住まいの部屋に響き渡ると続けてジュワッと……ジュワッ?

油ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

口を切りそうなほどにソリッドな鶏皮ラーゲの中には、作られてから半額になるまで一歩も外に出ていない油がインクルードされており、硬質な外皮が割れることによりその油が解放されたのだ。
次も、次も、その次も外カリッ中ジュワッな本来のラーゲに求められがちな要素が、鶏皮という本来ならパリパリのみを求められる部位にそれはあったのだ。

半分ほど食べた春雨と卵の何かとほぼ二個丸々の鶏皮ラーゲは泣く泣く廃棄。

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