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【動画教材の学び方】~PBLについて~ 目標と情熱をもたなきゃクリエイティブは学び続けられないって話

みなさんこんにちは。デジタルハリウッド動画教材開発の人です。

4月になって新年度が始まりました!皆さんは新しい年度を期に、達成したい目標はありますか?私は“夏までに細マッチョになってプールで視線を独り占めする!”です。これ毎年言ってるんですけどねw

でも何か目標をもって活動するって大事ですよね。
クリエイティブを学んでいる皆さんの中で、「学習のモチベーションが上がらない・・・」という方らいらっしゃったら、もしかしたら目標を忘れている or 目標が具体的でないのかもしれません。ぜひ今一度思い出してほしいんです。「なんで“やりたい!”と思ったんだっけ?」ということを。
今日はそんなお話をしたいと思います。

SBL(科目進行型学習)とPBL(問題解決型学習)の違いを理解する

[SBL(Subject Based Learning)は従来の学習スタイル]

皆さんは小学校に入ってから現在まで、様々な学校で勉強をされてきましたよね。そこでは先生が教科書を使って授業を進めていくスタイルがほとんどだったと思います。主に知識や技術を詰め込んでいく″暗記型”の学習
これが、SBL(科目進行型学習)と呼ばれるものです。
自ら積極的に学ぶ というよりも 基礎を順番に習得するものです。動画教材での学習もSBLにあたります。

[PBLは(Problem-based Learning)は課題を解決する過程で″学ぶ”学習スタイル]

PBL(問題解決型学習)は、アメリカの教育学者であるジョン・デューイが、マックマスター大学の付属の実験学校で、社会科の授業の中で初めて試した方法といわれています。

先生が用意した授業プランや教科書に則って指導するのではなく、
生徒たちの身近な問題(たとえば″私たちの町の問題”)のような、明確な答えのない課題に関して、生徒同士で思っていることを、どうして?と考え、仮説を立て、それで解決できるか?調べたり、インタビューの実行を繰り返して確認していくような学習方法です。
課題に対して、試行錯誤することを通じて“自分事の学び”になり、そのプロセスで学習される理論です。この理論は最終的に正しい答えに達したか?よりも学習を通じて得たことを重要視するのが特徴です。

■動画教材はSBL、だからこそ学習自体はPBLにしなきゃダメな訳

みなさんは何がきっかけでクリエイティブを学び始めましたか?

デジタルハリウッドにご入学いただいたみなさんが、クリエイティブを学ぼうと思ったきっかけって何でしたでしょうか?

「トイ・ストーリーのような3DCGムービーを作ってPIXARアニメーションスタジオに就職したい!」

「モンスターハンターみたいなゲームを作りたい!」

など、3DCGやゲームのジャンルを学習している人は、きっかけが具体的だったのではないでしょうか?

でも、Webデザインの学習のきっかけはどうでしょうか?

「子育てしながら、在宅で働きたい」
「もともとデザインに興味があって、Webなら仕事にもなるかなと思って」

といった皆さんは多くいらっしゃると思いますが
「このWebサイトみたいなサイトを作ってみたい!」
というきっかけで学習を始めた方は少ないのではないでしょうか?

3DCGやゲームは"作品"  Webデザインは"商業デザイン"という違いもあるかもしれないので仕方ない部分もありますよね。でも

「作ってみたい目標サイトデザイン」を見つけてください!

先ほどもお伝えした通り、動画教材はすべてSBL(科目進行型学習)教材です。一方的に先生の考えた指導=″インプットの機能しかない”ということです。インプットは何のためにあるか?というとアウトプットの為です。自分が作りたいものこそがアウトプット=目標、その為の基礎インプットなわけですね。

自分で見つけた「作ってみたいWebサイト」という目標があれば、
「今動画教材で学習しているこの部分は、あの目標サイトのどこに役立つだろう?」と紐づけて考えられますよね。目標という課題を解決するための学びに代わるわけです。

目標=課題 をもって、それを解決するための情報収集として動画教材での学習や授業を受けるという、PBL型(課題解決型)学習にすることで、モチベーションを高く学習することが可能になります。

それを裏付ける一例として、私がいつもセミナーなどで見せているスライドをご覧ください。

自分で試行錯誤したときにスキルが上がってます

私が90年代終わりに3DCGをデジタルハリウッドで勉強していた時、
授業で学習したときよりも、課題制作の際に自分で作りたいものを企画して、それを作るために何が必要か?を調べたり、人に聞いたりして解決しながら作ったことでスキルの急上昇を実感したことがありました。

自分で作りたいものを決めることで、自分事に、そして同時に自分の課題になります。課題を達成するために能動的に学習することでスキルがついていったんですね。

■強引にでも、作りたいものを決めよう

「まだ何もわからないから、まずは基礎を習得してから、作りたいものを決めたい」という受講生さんの声も多く聞かれますが、心を鬼にして申し上げると「無理しても 学習する前に、自分が目標とするものを決めましょう」 今からでも遅くはありませんし、途中で変えてもいいくらいの気持ちで探して、決めてください。
基礎をまず習得する というのは、野球でいうと″打率3割になる”という目標もなく、毎日バットを振る練習をしている”のと同じです。
明確な目的がないものを、人はずっと続けられるほど強くありません。

打率が2割5分だけどあともう少し打率を上げるには、どこを改善したらよいのだろう?と試行錯誤できるのは、″3割にする”という目標があるからです。

何の目標もなくバットを振っていだけでは、上手になっているのか?すらわからないですよね。クリエイティブも同じです。動画教材だけ学習しても、先生と同じものは作れたけど、目標がなければ、目標と同じようなものができるようになったか? や、目標に対して動画教材で足りないと思われる部分 は、自分で確認することが出来ないのです。

だから、目標とするモチーフを具体的に決めて、それと同じものを作れるように、今動画で学習している部分が目標のどこに役立つか?を意識して学習するPBL型の学習スタイルに切り替えてみてください。そして課題を自分事として達成のために情熱的に学習してください。

今学習している教材の内容も、
目標につなげれば意味のある学びになり、学習意欲も高まるかもしれません!

今日は以上となります~

【PS】
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