頭のよしあしを速さにたとえるのはどのくらい妥当なことか?:もっと他愛ないハナシ(その18)
最近、「頭がいいっていうのは、速いってことだと考えていいのかな?」と、思った瞬間がありました。
実際に最初に思ったのはその反対のことで、「頭が悪いっていうのは、遅いってことかな?」と、ふと、思ったんだったんですが。
頭のよしあしを速さにたとえるっていうのは、わりと普通にあることで、今さら何を言ってるのかって感じですが、僕がその時に思ったのは、そこから類推された次のことです。
頭のよしあしがただ速い遅いの問題なら、頭の悪い僕でも頭のいい人に追いつけるんじゃないの? ということだったんです。
足が速いか遅いかに言い換えると、頭がいい、つまり足が速い人は、100メートル先に10秒で到達できると。すごい。僕には無理だ。
でも、僕でも何秒かかるか分からないけど、100メートル先に到達することは、できるじゃないか、と。
頭がいい人が到達している所に、僕も時間さえかけたら到達できるんだって考えたら、ちょっと慰めになるんじゃないかな? ということを思ったのでした。
ただ、頭がいい人と僕との間には、もっと根本的な違いがあって、なにをどうあがいても頭のいい人のようにはいかない、というのが真実かもしれなくて、そうだとしたらもう絶望するしかありません。
僕の頭の悪さって、ただ遅いっていうだけだったらいいのにな!
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