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「可敗性」は勝負の場に立つ必要資格

「負ける能力を持たない者」は勝負の場に立つ資格がありません。
 ある主体が絶対に負けないのなら、勝敗を決してもらう前提も動機も失っています。勝負の場は、始める前に決せないその行方にこそ価値があるからです。もしあるチームが絶対に勝ってしまうようなゲームであれば、それはもう未知への楽しみを生み出さないでしょう。
 小説でも主人公が絶対に勝つ展開では面白くありません。どんなに弱い主人公であっても、なにかしら工夫して勝利をおさめるから物語として盛り上がるのです。だから必ず敗北する能力が求められることになります。
 あなたがもし勝負の場に立つ時、「可敗性」を示していることはきっとそこにいる資格として観る者に受け取られるでしょう。そして勝負の場では必ず勝つことが求められます。それが当たり前のことだからです。
 「可敗性」を持ったまま強くなりたいですね。

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