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店名とロゴに込めた思い

Dgs Phytreat(ドラッグストア フィトリート)というお店の名前、みなさんはどんな印象を持ちましたか?

私は店主からこの店名を初めて聞いた時、実は目から鱗でした😳

日本で長く生まれ育った自分にとって「ドラッグストア」のイメージは大型チェーンの薬局で、どこに行っても大体同じものが手に入る、画一的な形態を想像していたからかもしれません。

それが植物由来のものを揃えた、新しいカタチの薬店とは……🌿

今回はそんなお店の名前や、シンボルであるロゴについて紐解いてみようと思います 🐍 ✨


お店の名前の由来

Dgs Phytreat の"Phytreat(フィトリート)"という単語は、実は造語で
”Phyto(フィト)” と ”Retreat(リトリート)” を掛け合わせた言葉。

Phyto(フィト)とは、ラテン語を語源とし「植物」を意味し、Retreat(リトリート)とは、自然の中に出向き、喧騒を離れて自分自身と向き合うことを指します。

その2つの単語を組み合わせて生まれたPhytreat(フィトリート)は、植物を用いて日常的に自分と向き合うこと。

人は植物なしでは生きられないけど、現代人はどんどん自然から離れていて、もしかしたら知らないうちに心や体が窮屈に感じているかもしれない。

自然の中へ赴くのが困難な状況にあるとしても、こちらから植物を近づけることはできる。

そんな「フィトリート」を可能とする、植物を自ら手繰り寄せるために必要なモノや知識を提供できる薬店でありたいという気持ちがお店の名前に込められています。

Dgs Phytreatのロゴ

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お店のロゴのデザインを手がけたのは正田啓介さん
お店の方向性にも賛同してくれて、素敵なロゴを作ってくれました。

これを初めて見たときロゴのモチーフのなかに潜んだヘビが目に飛び込んできます。なんだか舌がピョロっと出て、チャーミングです。

蛇は、ヨーロッパでは医療・医薬のシンボルとして浸透しています🐍 ✨

救急車等にほどこされたデザインも蛇が使われており、ルーツは古代ギリシャまで遡ります。蛇はあらゆる文脈で神話などでも登場しますが、特に古代においては脱皮して新たに活力を得る姿から、蛇は治癒と再生のシンボルとされてきたそうです。フランス植物療法士としてパリ老舗薬草専門店で経験を積まれた香織さんのルーツとも紐づいたロゴモチーフです。

そして医療のシンボルである十字と植物をちりばめたデザイン。薬店としての要素が詰まっています。

新鮮な印象だけど、温かみもある。堅苦しさのない、柔らかみを含んだ印象。Dgs Phytreatの目指す在り方が詰まったデザインです。


フィトリートの拠点として、みなさんの生活の新しいライフスタイルをお手伝いできるお店となっていきますように。🌿

(書き手:龍山 千里)