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ジャイアン

小学5年生のお客様とドラえもんの話になった。「ジャイアンみたいな同級生いない?」と聞いたら「いない。いたら真っ先に仲間外れにされるでしょ」という答えが返ってきた。いないのか。ワンパクなガキ大将は現代小学生界隈では生きていけないのか。腕力にモノを言わせるようなキャラクターはいないのか。

最近は時の流れを強く感じる。ジャイアンからですら連想させられる「ハラスメント」という言葉が世の中に流通する前まで「権力や立場を利用した嫌がらせ」は横行していた。ある意味で普通だった。

それらに虐げられていた若手の頃、「次の世代には同じ思いをさせたくない」と望んでいた。しかし、かつて望んでいたはずのホワイト化された世界に突入してみると、それはそれで少し寂しいような昔が懐かしいような複雑な気持ちになったりもした。

ホワイト化は良いことだけど、傷付いたり汚れたりしてこそ生まれる反骨精神やオリジナリティや工夫や根性や気合いなどなどが失われてしまわないだろうか。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんて若いときに聞いても「苦労なんて買いたくないわボケが」と思っていたけど若いときに理不尽に晒された時期があって自分には良かったのかも。

ものすごいスピードの過渡期を生きている実感がある。各種ハラスメントも、タバコも、レジ袋も、マスクも、スマホも、人生の価値観も。

CDを買う行為は「聞きたい」から「応援」に変わった。「あんまり平和な世の中じゃカッコ悪すぎる」と歌ったブルーハーツの曲はサブスクで配信されていない。前時代のメンタリティーを自らで鮮やかに置き去りにしているようにも感じる。

ジャイアンに話しを戻すと、彼は「俺は母ちゃんの奴隷じゃないっつーーの!!」と叫んでいた。ジャイアンの暴力性を持った歪みは家庭環境にあったのではないだろうか。

「俺のものは俺のもの、お前のものは俺のもの!」と暴力を働きながら、苦しい自分を表現していたかも知れない。そのジャイアンのお母さんも過去に大変なことがあったのかも知れないけど。何も分からないけど。

何も分からないけど、いつの時代も暴力反対であり続けることを祈っている。

今回も取り止めもないことをダラダラ書かせてもらった。読んでくれた人、ありがとうございます。では。

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