あるウクライナ役員の戦争避難顛末記
ロシアによる侵略戦争で激戦地となったキーウ北郊に住んでいた、ウクライナ法人の役員の日記の一部です。
戒厳令の中でも略奪を起こさず買い物をしたウクライナ人たちの姿や、なぜ街が助かったのか、転々と避難先を変えることになった理由などが記されています。
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戦争初日~
2月24日にロシアの攻撃が始まった時、いつでも逃げれるよう、最低限必要なもの(水、缶詰、ビスケット、お金、防寒着、薬)を用意した。サイレンがなっても家族で寒い地下室に行かないことに決めた。数日間、地下室で