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『ありがとう』がケンカを生む

Hola Chavales!!!!

僕はスペインで2人の日本人とシェアハウスをしています。
もちろん血の繋がった家族ではありません。
育った環境もそれぞれ違います。

こないだちょっとしたトラブルがありました。
本当にちょっとした。
『洗い物は食べ終えたらすぐにやる』
『部屋の電気は出る時に消す』
『ドアの閉める音がうるさい』
みたいな些細なこと。

このトラブルの発端の1つに
『洗濯物が回されてない問題』
2人は一緒に洗濯物を回してるんです。
1人が朝早く家を出る時に洗濯物を回す係。
もう1人が干す係。

そうなると干す側の人は怒りますよね。
『何で回しといてくれないの』
『忘れたなら連絡くれればいいのに』
『電話してる時間があるならまず先に家の事をやってよ』

ってどんどん思いますよね。
そうなると最初に言った些細な事が気になり出していく訳です。

僕はそのトラブルの外側にいながら考えたことがあります。
『ありがとうという言葉があるからケンカが生まれる』
ちょっと深いですよね。
ちょっとカッコつけてみたわけですよね。

洗濯物を回すこと 干すことに関しては
僕には『ありがとう』という言葉がないんです。
なぜなら自分で回して自分で干してるから。
だからケンカにならない。

でも2人には『ありがとう』という関係性があるわけです。
『回しといてくれてありがとう』
『干してくれてありがとう』

でもその分『ありがとう』がなくなってくると
トラブルが起こり始めるわけです。
『何で干した洗濯物が1週間も山積みになってリビングに放置されてるの』
みたいな感じで。


何でもかんでも1人でやると損をする

『ありがとう』っていう言葉を忘れられると人って嫌気持ちになる事が分かったんですよ。当たり前ですけどね。

『ありがとう』って言われた側はもちろん嫌気はしないですよね。問題は『ありがとう』と言う側なんです。
これもまた嫌な気がしないんですよ。
むしろ言う側も嬉しい気持ちになるんです。
両者とも得してるわけですね。

もっと言うと洗濯物を回し忘れても大丈夫です。
一言先に『ごめん、朝急いでて回し忘れちゃった』って言うだけ。
その瞬間は怒られる可能性はありますよ。でも『しょうがないから回しとくよ』って言ってもらえたら
それに対して『ごめんね、ありがとう』ってまた『ありがとう』って言えるわけです。

でも僕は自分で洗濯物を回し干してるから『ありがとう』を言うこともなければ言われることもないわけです。

そこで思ったんです。
何でもかんでも自分1人でやるのは良くないなと。
助け合う事によって得られるものもたくさんあるなと。


皆さんも『ありがとう』だけは忘れない方がいいですよ。


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