指導者になって気づいたこと10選
Hola Chavales!!!!
39日間のコーチ生活を終えました。
今回は指導者という立場で
サッカーと向き合った時に
新しく気づいたことをまとめたいと思います。
⓵『スペース=時間』
この言葉は選手たちに何度言ってきたことか。
むしろこの言葉しか言ってないぐらい。
『どこにスペースありますか?』
『どうやってスペース作りますか?』
『誰が作ったスペース使いますか』
『DFラインの背後にもスペース見つけてますか?』
初めて選手たちを見たときは
『なんでそんなにボールに寄るの?バカなのかな』
ただ今は昨日ツイッターに載せた動画を見ても
分かるように
だいぶピッチを広く使えるようになりました。
⓶『ボールを』ではサッカーできない
『ボールを』止める。
『ボールを』蹴る。
『ボールを』運ぶ。
『ボールを』見る。
サッカーを考えるとき
『ボールを』ってなったらそこで終わり。
大事なのは『自分の体を』どう扱うか。
⓷横のスライドはない
この記事に少しプラスして加えると
『守備は数的不利を数的同数にすること』
そのためには
自分のマークを消しながらプレスをかけたり
1人で2人以上のマークを見たり
頭使わないと守備はできない。
『スライド』してるだけではボールを奪えなくて
チームとして
『どこを捨ててどこで数的同数を作るのか』
オーガナイズするべき。
これは自分が選手たちに要求したこと。
5vs7をどうやって4vs4にするのか
⓸ビルドアップは2語で考える
まずは
『ビルドアップ=Build-up』
2語で考えるというのは
『Build』と『Up』
で考えるということ。
『Build』=作り上げる、築く、建てる➡︎『フリーマンを作る』
『Up』=(下から)上の方へ➡︎『スピードアップ、DFラインが上がる』
要するに
『ビルドアップ』をオーガナイズするときは
『どうやってフリーマンを作るのか』
『どうやってスピードアップするのか』
2つを考えないといけないということです。
これは自分が選手たちに要求したことです。
【フリーマンの作り方】
【スピードアップの仕方】
⓹攻撃は数的優位を作る
上記で
『守備は数的不利を数的同数にする』
と言いました。
じゃあ攻撃は
『数的優位を作る』
一番最初の数的優位を作り出すのは『キーパー』です。
ビルドアップのスタートは
3vs1➡︎4vs2➡︎4vs3➡︎6vs5➡︎8vs7➡︎3vs3
つまりキーパーがボールを持っているときは
誰かが必ずフリーになる。
それが自分なのか
CB、SB、アンカー、インテリオールなのか
見る必要がある。
そのフリーマンを使ってまた別のフリーマンを作る。
キーパーの大切さも改めて実感しました。
⓺戦術の限界と技術の限界
自分がこの39日間で大事にしていたことは
『サッカーの見方・考え方を伝えること』
指導者の数だけサッカー観があって
どれが正しいとか間違いとかないからこそ
自分のサッカー観を伝えようと。
そのメインは『戦術的なこと』でした。
ただそこで気づいたことが
いくら技術があっても考えないでプレーすると戦術的タスクがこなせない
いくら戦術的なオーガナイズをしても技術はごまかせない
日本は育成年代では特に技術を大事にしているからこそ
もっと戦術(戦う術)を学んでいくべき。
⓻考えさせるために考え方を教える
指導者は考えてますか?
指導者は学んでますか?
指導者は成長していますか?
⓼伝えるということ
『良い指導者とは』
たった39日間でその答えはわかるはずがないけど。
ただハッキリと言えることは
『どれだけ選手たちに自分の考えを伝えることができるのか』
それは『知識量』『選手時代の経歴』『ライセンスレベル』
とは全く関係ないということ。
選手たちに自分の伝えたいことが伝わるかどうかは
指導者側の『サッカー熱』
これが大切。
⓽サッカーの楽しみ方
サッカーの楽しみ方には人それぞれあると。
ただ最後の試合で改めて気づいたことが
『勝ちにこだわることが一番のサッカーの楽しみ方だな』と。
良いサッカーとは?
美しいサッカーとは?
面白いサッカーとは?
勝ちにこだわらないで本気になってサッカーできますか?
⓾楽しかった。
39日間という短い期間だったけど
すごく楽しかった。
指導者という立場になって気づいたこと。
選手たちに伝えるために考えたこと。
周りの指導者方や選手たちから学んだこと。
すごく濃い1ヶ月弱でした。
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