DEVOLA

娘は高1の時、不登校を経て通信制に転校しました。不登校期間につけていた記録を、このno…

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娘は高1の時、不登校を経て通信制に転校しました。不登校期間につけていた記録を、このnoteにまとめてみようと思います。私自身も小学校時代にイジメによる登校困難を経験しました。

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高1娘 不登校の記録

16歳の娘が、突然学校に行けなくなりました。 今は通信制に転校し、元気に過ごしています。 行けなくなったその日から、ほとんど毎日記録をつけ続けてきました。 担任の先生との面談資料のために、自分の備忘録のためにつけた記録。 公開することなど考えたこともありませんでしたが、ある方から「読んでみたい」とのお声をいただき、noteに書いてみることにしました。 その方からはとても多くの学びや気づきをいただいており、ちょっとしたご恩返しのつもりで。 まだまだ気持ちの整理が不充分

    • 【10月】面談

      面談日。 担任は娘の参加を望んでいたようだが、本人が強く拒否したため私のみ参加。 学校側は担任と学年主任、部活顧問が参加。 私からの質問内容は予め担任宛にメール。 「教室内の問題が放置されているのはなぜか」という主旨。 まず、学年主任から転校についての最終的な意思確認があった。 親子で一致した意思であることを伝えると、転校に向けた具体的な手順を示してくれた。 部活顧問からは娘の心身を気遣う発言があった。 続いて、メールでの質問事項に答える形で担任から以下の話があった

      • 【10月】娘が話してくれたこと

        意思表示をした後は登校しない日が続く。 それでも、顧問からの提案で平日も部活だけは参加している。 自宅では引き続き転校先の検討をしている。 様々な学校から資料が届いているが、今のところ私は見ないことにした。 娘自身に吟味してもらい、後から話を聴く。 担任との面談を数日後に控えたある日、雑談的に学校のことを話題に出した。 そこで娘はクラス内の実情を話してくれた。 今のクラスには娘の他にも登校していない子がいると聞いていたので、その子について訊ねた。 「その子は2学期以降

        • 【10月】意思表示

          起床することはできたが動けない。 「登校すると体調が悪くなる」と言う。 「登校しなければ元気に過ごせるのか」と問うと、「そうだと思う」と答える。 今日をどうするか未定のまま、私の出勤時間となったため、学校にはひとまず遅刻連絡しておく。 ほどなく本人から「体調悪いけど行ってみるね」と連絡あり。 「無理しないようにね」と返信しておく。 1時間ほど経って本人から再度連絡あり。 「どうしても玄関から出られない。1時間くらいこのまま」とのこと。 「今日は欠席にしよう」と返信し、学

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        高1娘 不登校の記録

          【10月】思い違い

          朝になると、一応登校準備を始める。 行ける時もあるし、行けない時もある。 この日は少し様子が違った。 「今日はどうする?」という問いに対して、 「勉強に対しての抵抗感は無くなってきた」 「やはりクラスに馴染めていない気がする」 「私が勝手にそう思っているだけだろうけど」 「とりあえず、行ってみる」 などの発言あり。 実際、始業に間に合う時間に登校している。 しかしながら、昼頃に保健室から電話があり、気分不良で早退。 下校途中の本人とメールでやりとり。 「午前中は授

          【10月】思い違い

          【9月】荒れる毎日

          学園祭が終わると、再び登校困難となる。 毎日のように担任に欠席連絡をする。 学園祭準備の中で起きた問題についても訊ねてみるが、明確な返答は聞かれず。 「折を見てお知らせします」という回答のみ。 親子して学校とうまく繋がれなくなっている気がする。 それ以上に、私と娘もうまく繋がれていない。 雑談には応じるが、会話を深めようとすると嫌そうな顔をする。 特にクラスや学習に関する話題を嫌がる。 以下、いくつかの例。 私「クラスメイトとの関わりはどんな感じ?」 娘「積極的に関

          【9月】荒れる毎日

          【9月】学園祭

          学園祭数日前の会話。 やはり準備がスムーズにいかない、創作物の質が上がっていかないことへの苛立ちが感じられる。 私「クラスの人達にもっと強く訴えてみたら」 娘「登校して作業するだけで精一杯」 「今はそんな元気はない」 「少しでも聴いてもらえれば良いんだけど」 「でもそんな空気はない」 「このままでは絶対にうまくいかない」 「もっと先生に介入して欲しい」 私「担任の先生は自主性に任せていると思う」 娘「それはわかってる」 「でも、みんなには

          【9月】学園祭

          【2学期】

          夏休み終盤の追試を経て、2学期始業。 最近は「机に向かうと気分が悪くなってボンヤリしてしまう」というような発言が目立つ。 気が重そうな雰囲気はあるが、朝から登校して部活まで参加できる日が続く。 帰宅後は学校での出来事を話すことが多い。 学園祭の準備も少しずつ進んでいる様子。 時に気持ちが荒れてトゲトゲしい言葉遣いになるが、ひとしきり吐き出すと、その後は穏やかになることが多い。 時に不眠の訴えもある。 生活リズムが整うような支援は引き続き必要か。 心身共に不安定な状況

          【2学期】

          【夏休み】

          1学期終業式後に先生方と面談。 担任、学年主任、部活顧問と我々親子。 出席日数や成績のことで私が呼び出された形。 学年主任からは成績の話。 休んでいた『理由』は知らない様子で、進級に影響しかねない成績であることを繰り返し指摘された。 また、夏休み終盤に行われる追試について説明している。 部活顧問は心身の健康を案じてくださる。 また、1学期中の頑張りも労ってくださる。 夏休み中のコンクールも無理をしないよう諭している。 担任からも頑張りを評価する発言があった。 「2学期を

          【夏休み】

          【7月】期末テストの頃

          テスト前の部活休止期間は朝から登校して、昼頃に帰ってくることが多くなっている。 そんな中、朝から荒れた日があった。 泣き叫ぶようにしてこんなことを言う 「みんな『頑張れ』とばかり言うけど、いつまで頑張れば良いの!?」 「いつになったらこの状態が治るの!?」 「自分でも『こんなんじゃダメ』と思うけど、体が動かない!」 「家に居ても『何やってんの私』って思う!」「どうしようもない!」 「でも教室に居ると、どんどん辛くなるし!」 ひとしきり怒鳴ると、少し落ち着いた様子で次のよ

          【7月】期末テストの頃

          【7月】1学期終盤

          保護者会の後から少しずつ生活が変わってきた。 朝起きて、朝食を摂ることができている。 ただ、登校しようという意思は感じられるものの、制服を着ようとすると葛藤し始める。 定刻に出発できない状態は続いており、自分で到着予定時刻を設定させ、それに応じて準備を促していく。 概ね午前途中からの登校だが、行ってしまえば部活まで参加して帰ってくる。 今私にできることは心身状態を良好に保てるよう、援助することだと思う。 当面は朝のリズムを整えられるよう声かけをしていく。 感情が荒れた

          【7月】1学期終盤

          【6月】保護者会

          1学期の保護者会に参加。 担任と初めて顔を合わせる。 会の冒頭、4月に自己紹介をした時の様子を撮影した動画を観た。 娘はいつものように、落ち着いて、丁寧な口調で自分のことを伝えている。 穏やかな笑顔で話している。 全体的には大人しい子が多いクラスであるように見える。 但し、数人の『陽キャ』の存在感が強く、悪目立ちしている印象も受ける。 担任の話の中で印象に残ったこと。 「生徒の主体性を大事にしたい」 「教室内はまだ落ち着かない雰囲気があるが、変わろうとする子が出てくれば

          【6月】保護者会

          【6月】カウンセリング

          [カウンセリング前日] 夕食後、明日の予定について確認。 カウンセリングは午前中の予定。 登校時間について問おうとすると、 それを制するように「朝からは行かない」と強い口調で言う。 私「それなら時間に間に合うように登校してね」 「その後はどうするつもり?」 娘「どうするかは考えてない。その時次第かな」 「でも英会話の授業があるからな…」 「これだけ休んでからの英会話は辛い」 「ただでさえクラスに気まずさがあるのに」 久々に部活外で登校する緊張や不

          【6月】カウンセリング

          【6月】ある日の様子

          平日は自宅で過ごし、週末は部活に参加する日が続く。 少しずつ私との会話に応じてくれることが増え、自分の気持ちを言語化できるようになってきた。 週末のやりとり。 私「部活には行けるようになってきたね」 娘「部活には行けるんだなぁ、と思った」 「めちゃ疲れるけど」 「往復だけでも疲れるし、練習でまた疲れる」 「顧問の指導への耐性がなくなったかも」 「以前は平気だったけど、今は怯んでしまう」 「部員とはいつも通りの関わりができてる」 「みんな

          【6月】ある日の様子

          【6月】行けなくなった理由

          行けなくなって数日。 日中は自室で動画を観たりゲームをしたりして過ごしている様子。 心と体の調子を整えて欲しかったので、何も言わずに見守りを続けることにする。 食事の時は居間に出てくる。 その時の会話の中で 「学校に通う意味がわからなくなった」 という発言があったことから『意味』の部分を掘り下げてみることとした。 娘にとって学校とはどんな場所なのか。 3つの視点から訊ねてみた。 ①勉強について 「教科が増えて、ついていけなくなった」 「自分なりに頑張っても成果が出ない」

          【6月】行けなくなった理由

          【6月】行けなくなった日

          6月上旬 月曜 突然、全く登校できなくなる。 気分不快を訴えているが、具体的な症状はない。心因性の問題か。 かなり混乱している様子。 体調も感情も言語化できない。 感情と思考を整理させるため、休ませる。 「学校に行かなきゃと思ったら辛くなった」 「クラスや友達に問題はない」 「勉強も嫌ではない」 「部活も楽しい」 「なんでこうなっているか、自分でもわからない」 泣きながら、以上のような発言あり。 「1人で大丈夫」とのことだったので、出勤することにした。 夕方、担任から電話。

          【6月】行けなくなった日