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変わってしまう前に会いたいのお話

 街のお話なんですけどネ。

最近、ニュースを流し聴きしていたら、秋葉原が池袋に「ヲタクの集う街」としての成長率で負けてるような話をしていたので、タイトルのような事を思ったのだ。

 アタシが秋葉に出入りするようになったのは、自作PCの為のパーツあさりが目的だった。ゲフォのGTX7800が出た頃だったから、2005年くらいかな?横浜に住んでいたけど、ビブレの上のソフマップとかメロンブックスのそばの中古パーツ屋とかじゃあチョイスが狭すぎて寂しかったのよね。ケースだけはソコで買ったowltechのヤツ未だに使ってるけど。

 ジャンク通りをうろついていると、なんだコレはクーロンズゲートか?と思ったもんでした。怪しい中国人が謎のパーツやCDをガレージや路上で売ってるし。意味わからん古さのアップルのPCパーツ売ってるとか。
PCの他はレトロゲーかMTGとメシくらいしか興味がなかったけど、歩いていて楽しい街だった。「ここでなら怖がらなくていい」というか、みんな窮屈そうにしてなくてさ。まだホコ天もあったしね。デッドラが出た時は、北欧版が欲しくてゲーハリのカオス館にいったっけ。

ビビりながらメイドカフェに入ってみたり。妹系カフェってとこに入ったら、受験で大阪からきたとか言うヲタっけたっぷりの小坊主がイタイワニを「思い出づくりに!」って金払ってプレイしてて、スゲー気合はいってるなーと思ったら初手から虫歯ひいて終了して爆笑されてるの目撃したり。
アイツ受かったのかな。
cafe mocoにはドール同伴でお茶してるお姉さんとかちょくちょくいて、話しかけて写真撮らしてもらったりもしたっけな。なんか、あまり警戒されなかったというか、みんなそういう交流を楽しんでたのかな?イエローサブマリンでカード買って、プレイスペースで知らない人とトレードしたり遊んだりとかも、割と受け入れてもらえたような。

その後、色々あって仕事を辞めた後にも、一瞬だけアキバでバイトしたりした。昼にマチガイネッでホットドッグよく食ったな...。アシパンからの流れでMOGRAに足を運んだりと、そこそこ縁はあった街だったけど、さすがに定職がない・金がない人間に遊べる街ではないのでな…だんだん疎遠となっちゃったわね。

ドップリだったわけじゃないけど、青春の街の一つではあったアキバ。神田食道は閉店しちゃったらしいし、キッチンジローもないっていうし、T-ZONEもTWO-TOPも無くなったし、既に知らない街になりかけてるのかな。
時代の流れで変わっていくにしても、その様子を少しは眺めて、心象風景のありし姿に別れを告げる猶予が欲しいなと思う。どうせ変わってしまうなら、もっと尖った街になってくれたら個人的には嬉しいな。あらゆるマイノリティが堂々とできる街にでもヨォ…

だいたい池袋なんてヨォ~飲み過ぎて吐いた記憶とtwitterで会った女とセックスした記憶と大都会で川海老の唐揚げつまみに朝から飲んだくれた記憶くらいしかねーんだヨォ~…いや、ADAMでライブ何度か出たっけな?遠いしイヤだったんだヨォ…

なんの話でしたっけ?ウフフ。

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