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【最近気付いた細菌スゲエ】001

生命の誕生

地球上に最初の生物が生まれたのは、35億年前のチンチンに熱い海底のマグマ吹き溜まりあたりだそうです。

光合成を行う微生物でした。光合成とは、光の作用で二酸化炭素を吸収して酸素を排出することです。

どんどん増殖して、やがて植物が生まれ、植物が地表に進出します。地表は植物に覆われ、酸素が供給され、やがて地球は生命に溢れる星となりました。

870万種と言われる生命体の誕生、維持、分解の循環を支えているのは微生物たちです。

微生物の惑星:地球

カビ、キノコ等の菌類が空気中にふわふわ浮かんでいるということを聞いたことがあるかも知れません。

土壌の中にもたくさんいます。この土壌菌が我々ヒトを含む生物の命の源と言っても過言じゃないと思います。

微生物は水の流れに乗って川に行き着き、川から大洋に出ます。

海は言うまでもなく微生物の宝庫です。珪藻類による光合成が酸素供給の大きな部分を占めると聞きました。

水の循環は、すなわち微生物の循環を伴っていると思われます。

ヒトと微生物

ヒトの誕生は、地球の長い歴史から見るとほんの最近の出来事です。

他の動物植物と同様に、ヒトも微生物まみれです。

ヒトを含め動物の構造は、ごく単純化すると全て『管』です。チューブです。口から肛門にいたる消化管は、内側と表現されることが多いですが、実は体表と同様にヒトの『外側』です。微生物である細菌は、ヒトの外側に住んでいます(常在菌)。

常在菌がどのくらい住んでいらっしゃるかというと・・

  • 細胞数・・ヒト37兆 常在菌100兆

  • 遺伝子数・・ヒト2万1000  常在菌400万

  • 重量・・ヒト60kg  常在菌1.5〜2.5kg


さて、この数字を眺めていると、どっちが主人なの?って気になってきます。共に生きている、『共生』が正しい理解なのかもしれませんが、どうも常在菌たちが主人で、ヒトはただ器、乗り物なんじゃないかと思います。

〈続く〉

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