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(文2000字 写真30枚) 先日佐賀県唐津市の唐津湾沿いを車で走っていると、突然目の前にどこまでも続く松林が現れた。 「虹の松原」と名付けられたこの広大な森には、幅約500 m、長さ約4.5 km、面積約216 haに、100万本ものクロマツが植栽されている。 17世紀初頭、唐津藩藩主寺沢広高が、新田開発の一環として自然林から松に植え替えて、防風林防砂林としたのが始まりとのこと。 静岡県「三保松原(約3万本)」や、福井県「気比の松原(約1万7千本)」と並ぶ日本三大松原
(文1500字 写真60枚) 夏が来れば思い出すこの言葉。しかしこうも暑い毎日が続くと、心中の雑念を打ち払うことは叶わず、眩い夏色輝く風景の何処かに、この境地へ誘うような涼し気な静寂がないものかと、ついつい山水の地を彷徨ってしまう。 この有名な故事成語の語源は、詩人杜荀鶴の漢詩「安禅は必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」(安らかに座禅を組むために、必ずしも山水の地へ出かける必要ない。心中の雑念を打ち払えば火の中であっても涼しく感じる)。 この言葉を有