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パルスオキシメータに感謝(医療的ケア児)

私の息子は、生後すぐに気管切開を行なった、いわゆる医療的ケア児です。数ヶ月経った今現在も、切開部から呼吸を行っています。

そのため、泣き声が出せません!

といっても、「ミルクが欲しい」「抱っこして欲しい」などの時は、全力の泣き顔で手足をばたつかせてアピールしてくれます。笑

しかし、24時間ずっと目を離さない訳にはいきません。
両親どちらかが常に同じ部屋にいるよう気をつけてはいますが、トイレに行ったり仮眠もとります。

(参考)わが家の育児シフトに関する試行錯誤について

そこで問題になるのが、授乳や痰吸引などのケアが必要な際(特に夜中)に、どうやって確実に気づいてあげるのかということです。

中でも、痰が詰まってしまったり、気管切開部に挿入している管が万が一抜けてしまえば、この子は呼吸ができない状態になるわけです。その場合、酸素不足からぐったりするでしょうから、寝ているのだと勘違いしてしまうかもしれません。

「いま、このnoteを書いているこの瞬間にも、実は呼吸が止まっていたらどうしよう」というわけです。

そこで登場するのが、酸素飽和度と脈拍のわかるパスルオキシメータです。(コロナ禍で知った人も多いのではないでしょうか。)

赤ちゃんの場合は指に付けたりできないため、足に巻きつけておきます。
そしてお医者さんが設定した数値を外れれば、音で教えてくれるんです!

ほんと、このモニターがなければ、一晩中目も離せなかっただろうなと思います。ありがとう。
(もぞもぞ寝相でも音が鳴るので、ケアが本当に必要なのかは都度見極めが必要ですが。笑)

医ケア児は一般に、医療技術の向上によって助かる命が増えたことに伴い増加してきたと言われますが、加えてこうした家庭用医療機器の普及(子ども用の病床不足なども背景)も大きく寄与しているんだろうなあと思います。