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ちいかわの優秀なデザイン性について、コラボ面やグッズ化の観点から ]


【はじめに】

今日はちいかわのデザイン性について書いていこうと思う

ちいかわのデザイン

服は着ずに輪郭はシンプルな線で描かれているが、顔はシンプルながら書き込まれており表情も豊かとなっている、この点はピカチュウと似ているね。

早く本題に入りたいところだが、先に説明したいことがあるためそちらから書いていく

2つの種類のデザイン

服の有無

キャラクターデザインには2つの種類がある
1つ目はちいかわ、ピカチュウ、ドラえもんと言った服を着ずに身体的特徴で個性を出しているタイプ、2つ目はプリコネ、僕のヒーローアカデミア等で見られる服と合わせて特徴を出すタイプのデザインだ。
2つ目はイメージしにくい人もいそうなのでキャルと爆豪の画像を載せておく

プリコネのキャル
僕のヒーローアカデミアの爆豪

それぞれのメリット、デメリット

服を着ないデザインのメリットはシンプルで印象に残りやすいことにある、絵を描く時も作画コストが低い。その反面、服を着ないことで表現の幅や得られる情報量に限界が生じるデメリットが存在する、服には所属や役割を示す意味もあるため、服を着ているだけである程度視覚的な情報が付与されるのだ。
逆に服を着るデザインはどうだろうか。これは先ほど記した通り圧倒的な情報量がメリットだろう、表現の幅も広く、服を見るだけでこれが誰なのか理解することが出来る。ただこちらは服を着る前提で作られているデザインのため、キャラクター飽和した現代ではいつもの服を着ていないと誰だか分からなくなってしまう可能性がある、これは大きなデメリットだ。

この二つを合わせると…

実はこの二つのデザインは相性が良い、服を着ないキャラクターに服を着るキャラクターの服を着せると映えるのだ
ここでヒロアカとコラボしたちいかわを見てもらおう

ちいかわ部分は本体、ヒロアカ部分は服で補完し合っているため違和感の無いデザインとなっている。特徴を出す部分を分けることでお互いの個性を殺すことなく上手くマッチさせることが出来るのだ。元デザインがシンプルなちいかわはこの手法と特に相性が良い、アイスクリームで言うところのバニラだと言える。

デフォルメが不要なデザイン

デザインの話はここまでにして最後はグッズの話をする。
最近の可愛い路線のキャラはストラップとして小さめのぬいぐるみ化やグッズ化をされることが多いが、多くはデフォルメが必要であるのに対してちいかわはそれを必要としないのも強みの1つだ。デフォルメと言うのはどう頑張っても元のデザインをある程度崩すことになるため、小さくなっても元のデザインを維持できるのは大きな強みだと感じる。

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