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「好き」の因数分解~腐女子のつづ井さん~

今日はコンタクトもらいに眼科へ行きました。普段平日休みだから、土曜の病院行って人の多さにびっくりした…
万が一と思って持って行っていた「まるごと腐女子のつづ井さん」がおもしろすぎて待合でひとり肩を震わせていたので(読んだの3周目)、因数分解。

「まるごと腐女子のつづ井さん」は、アラサー女子のつづ井さんが好きなアニメや推しをさまざまな角度から楽しむ様子や仲間との楽しい日々を綴ったコミックエッセイ。味わい深いタッチの絵と個性豊かな登場人物たちの楽しい日常が、もう、たまらない…腐女子でなくても、落ち込んでるときでも何度でも読みたい。

①個性豊かな仲間と信頼感

つづ井さんがすばらしいキャラなのはもちろん、個性豊かな仲間たちと、つづ井さんでさえ「引かれるかな」とためらいながらも持ち込み企画や提案(彼氏がいそうなTwitterアカウント選手権や、推しへの思いをテーマにしたラップバトルなど)を秒で、もはや食い込み気味(たぶん)で快諾する仲間たち。なんなら主催者より仲間のほうが熱かったりする…!心強い、信頼感半端ない、もっと好きになってしまう…とてもよい…!仲間と意見が食い違ったとしても、相手に意見を押し付けるようなことはないし、認め合える関係なのもすばらしい…

②とても豊かな感受性と想像力と行動力

私は腐女子の方とリアルにお話したこともないし、そもそも概念も正確には把握しきれていないと思う。でも描かれている腐女子たちの姿は本当にかっこいい。アニメをみたりライブに行ったりグッズを買って生活に推しとの時間を増やし推しのあらゆる情報を見聞きして応援したり勇気や元気をもらう、だけではない。そこから想像力によって推し達にさらなる輝きを与えてる。クリエイティブしてる。愛の深さを痛感した。例えば、推しの誕生日を祝うのはもちろん、JPOPの恋愛ソングに推しを重ねて深く共感したと思えば、友人とその歌詞をワードに打ち出してさらなる考察や議論を交わしたり。推しの部活のマネージャーになりきってエナメルバックにつけるためのお守りを製作したり…。よい…!かわいすぎる!かがやいてる!

③ポジティブ

何より終始楽しそうすぎる。彼氏がいないこともネタにしている。なんならクリスマスに架空彼氏にもらった(という設定の)プレゼント(自分たちで用意してる)の紹介バトルしたり。(その発想どこからくるの)
あと、オカザキさんが太ったために久々に着たパジャマがきつくなっていた時に放った言葉「…体が…生きようとしてる」(たしかにーー!!)
推しの情報が少なすぎて困ってしまっても何とか設定を与えたり、ともに推す架空のアカウントを作成したり、もう自分を楽しませる天才。平和で楽しくて時々ちょっと引いてしまうくらい驚きの発想がたまらなく好きです。


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