フランス語にない単語
パン以外の話も書いてみます。
わたしはフランス語が苦手なのですが
ぼちぼち勉強しないとすぐに子に抜かれるなぁと危機感を持っています。もちろんいつか抜かれることは避けようがないけど、家族の会話で置いてけぼりになるのはつらいので少しでもなんとかしたい。
いま10ヶ月の次男が流暢に話始めるまでにはなんとかせねばとは思ってます。
わたしのフランス語の状況としては、きちんと授業などで習ったことはなく
夫と子どもの会話、夫とフランスの家族との会話
夫が見るフランスのYouTubeなどを通じて
耳から拾うという感じです。
簡単な文法書は持ってます。
そんな中途半端なわたしがフランス語に関してわたしがびっくりしたこと。
「安い」という単語がないこと。ね、びっくりしませんか。
▶︎日本語にあってフランス語にない言葉
「安い」
とてもよく使う言葉なのに、その単語がないなんて!どうやってやり過ごすんだろうと思いましたが
pas cher (高くない)
などの他の言葉を使って特に困ってはいなさそうです。
「日本では〇〇はいくらだよ」
「高くないわね」
みたいな感じ。「安い」と直接言うより品がありますね。
安いに限らず、フランス語では婉曲にものを言うなぁと思うことは他にもあります。
夫が息子を叱る時にも
C’est pas bien. (よくない)
と言ったりする。だめ、とか、悪いと言わない。
また、深い”profond” はあるけど、浅いはない。
あと数字!70.80.90を一つで表す言葉がないです。
どう言うことかと言うと
70は、60+10 soixanteーdix
80は、4×20 quatre-vingts
90は、4×20+10 quatre-vingt-dix
です!
うそでしょう、フランス語を覚える前に算数しないといけないなんて。
いただきます、ご馳走様
おかえり、ただいま
お疲れ様、がんばります
これらはよく日本独特だと言われます。
▶︎うまく訳せない単語から文化の違いが見える
2つの国の言語で該当する言葉がうまく見つからない時に、その国の文化の違いが見える。
この感覚が好きですね。
わたしの中途半端な言語リストは他にもあって
インドネシア語と中国語も少しわかる
ドイツ語も少しわかる。
英語はそこそこわかる
どの言葉にも、こういううまく訳せない言葉や表現があって面白い!と思います。
安いと言う言葉がないと言うことは、そこでは安いと言うことの付加価値は高くないと言うことでしょう。
そして新しい単語を作らないことも含めて、とてもフランスっぽいなと思います。
あと海外にいると気象・天候と国民性の関係などを感じることも多く、いつかそんな話も書いてみたいです。
そんなことはさておき…
そろそろ本当に誰かにフランス語を習おうかと思っています。
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