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この4年間を変に謙虚にならずに振り返ってみた。

最近ありがたいことに、「はじめまして!」な方が多く、かつステキなご縁が生まれ続けています。
そのときに、自分のこれまでを分かりやすく説明できていないことに気づいたので、時間をかけて振り返ってみました(笑)

謙虚にならずに振り返っておりますが、一緒にお仕事させていただいている方には、ぜひ目を通して僕を知っていただけるとありがたいです。

Who are u ?

なんとか第105回薬剤師国家試験に合格し、新卒薬剤師として川越にある埼玉医科大学総合医療センターの門前薬局に初めて出勤した日から4年経ったと考えると、この4年間で凄まじい変化量を遂げられたと自負はある。そんな人。

薬剤師1年目

新卒で1,000床以上ある埼玉医科大学総合医療センターの門前薬局に2ヶ月勤め、その後、同じ日本●剤のエリア店舗のなかで、在宅専門薬局や小児科に特化した薬局 / 精神科に特化した薬局 / 整形に特化した薬局 / 駅前の面の薬局などで転々と応援という形で2ヶ月勤めました。

短期間ではありましたが、投薬は大好きでした。処方箋を見ても、大学の座学の知識だけでは処方解析できない症例を多く投薬させていただけたことで、刺激もありました。

ただ、テクノロジーを用いることで、もっと多くの患者さんにアプローチができるのではないかとも思い始めて、3ヶ月目で日本●剤の退職を決めました。

最終日、帰りの電車で人目を気にせず泣きました。
当時の自分には、そのぐらい大きい決断でした。

朝の通勤途中に「プログラミング 薬剤師」とよく調べていたので、女性の不定愁訴に特化したオンライン薬局PharmaX株式会社(当時の社名はYOJO)の存在は知っていました。
そこの代表取締役であり、医師でもある辻さんとMessengerでやり取りさせていただいて、初めて降りた池袋駅の近くにある謎なバーで食事し、PharmaXに入ることを決めました。
新卒5ヶ月目にしてニートになりましたが、ニート期間は8日間で終えることができました。

そして、PharmaXにてCS(カスタマーサクセス)部門として、LINE上で患者さんの不定愁訴に対して漢方薬をご提案するという業務を担当するようになりました。

薬剤師2年目

PharmaXに入ってから1年半が経ったぐらいで、これまで所属していた漢方事業のCS部門だけでなく、事業を成長させるために発足したグロースチームというものへCS部門からも1人来てほしいとなって、CS全員から推薦いただきグロースチームに参画することになりました。

ベンチャーではあるあるだと思いますが、カッコつけると初めての社内転職っぽいやつでした。

そこには、エンジニアチームで薬剤師経験のある人、事業の成長に特化した職種であるPdM(プロダクトマネージャー)やデータアナリストをやってきた人など、僕が聞いたことない職種を専門的にやってきた人たちがいました。
ですが、システムを作りながらも「薬剤師だったらどうか」と考えてくれる人たちでしたので、職種は全く異なっているのに開発を進めていけましたし、患者さんに寄り添ったプロダクトを開発していく上で、かなりプラスに働いていたと感じます。

他部門の専門性も持った人が別部門にいるというだけではなく、組織全体としても垣根をなくそうとしているのが特徴の組織でした。僕自身もエンジニア・PdMチームとかなり密にプロダクト作り、オペレーション作りについて日々議論しながら進めていきました。今振り返ってみても、このグロースチームのときが1番楽苦(たのぐる)しかったかもしれません。

そこから組織編成が幾度と行われていくなかで、僕がOps(オペレーション)改善をしていくことになり、スプレッドシート・Notion・Jira・Asana・Figma・Miroと呼ばれるツールを時間があれば触り、どのようにツールを一元化して患者さんのためのOpsに近づけることができるかだけを考えていました。

そして、余力が出てきたらツールを触るだけでなく、【プロダクト】という語句の意味を理解するためにイノベーター理論やプロダクトアウト・マーケットインという考え方など、プロダクトに関連する本や記事を読んだりしてました。

残りのプライベートな時間は、なぜかエニタイムでチェストプレスというトレーニング1種目を1年間ずっとやっていました(笑)
理由は自分でも、いまだに分からないです。

社会人3年目

約1年半、薬剤師ではなくビジネス職であるPdMとしてOps改善をしていく中で、漢方アルゴリズムを改善するプロジェクトを担当させてもらいました。

簡単にいうと、20個ほどの質問にLINE上で回答していただくと、あなたに適した漢方薬は「xxxxxですよ!」と漢方薬が選ばれるのですが、その精度を上げようぜ!というプロジェクトです。

このとき、薬剤師によって漢方薬への見解が別れるので、薬剤師チームからの意見をまとめるためにNotionを用いたり、アルゴリズムの計算式に矛盾が生じないようにスプレッドシートで検算したり、エンジニアにデータベースの要件を渡すためにスプレッドシートでデータベースを作成したり、デザイナーにコンテンツ制作を依頼するためにFigmaでワイヤー(設計図)を作ったりして、6~7ヶ月このプロジェクトのみにコミットメントしていました。

これまでの人生でここまでコミットメントした経験は、幼稚園から高校1年生までのサッカーだけだったので、久しぶりにぶち上がっていました。

ただ、このプロジェクトをやっている時に、これまでの患者さんにご回答いただいた大量のデータを有効活用することで、よりプロダクトの改善につながるのではないかとも感じました。そこで、プロジェクト完了後からはデータ分析の勉強をこっそりはじめました。

具体的には【BigQueryという大量のデータが保存されているところへSQLという言語を用いて欲しいデータを整形して抽出する】方法を勉強し始めました。

社会人4年目

SQLの勉強をはじめてから、4ヶ月ぐらいでまともなSQLがかけるようになってきて、PdMという職種ではありましたが、データ分析を専門にやってる人がいなかったので勝手にデータ分析もやり始めました。
しばらく続けていたら、SQLの手腕を事業部長が買ってくれて、Business Intelligence(抽出した数値を分析・考察し、売上を改善するためのアクションを提案する)チームを発足させてくれて、気づいたらデータ分析のヒトになっていました。
これが2回目の社内転職っぽいやつでした。

ロジスティクスチームから在庫の可視化、マーケチームから精緻なCACの算出、薬剤師チームから個人の生産性の可視化、PdMチームから実行した施策の効果検証、コーポレートチームから精緻なFn転換率・漢方薬の月次平均購入単価の算出、事業部からスプレッドシートでのKPIダッシュボードの作成依頼・KPIダッシュボードと事業PLでズレている原因の特定など、すべてのチームから依頼していただけるようになりました。

各チームからの要望に応えるには、各チームが言ってることをゼロから理解するところから始まり、次にどのデータをどのように整形したら相手が欲しい情報になるか考え続ける必要がありました。
さらに、その依頼が改善につながるインパクトがどのくらいあるのかも判断して、自分のリソースをどこに使うのが事業にインパクトがあるかの優先順位付けも必要でしたので「事業の捉え方」は非常に勉強になりました。

ただ、もっと大きな変化量を求めるようになり、転職先が決まる前に退職を決めました。
なぜなら変化量を生むためには、はじめに空虚を生まないと行けない!と考えているからです。

社会人5年目

約4年前に株式会社hitotofromの松岡さんと知り合ってから、まんまる薬局のオウンドメディアを運営させていただいてたご縁で、まんまる薬局に参画させていただくことになりました。

理由は、これまでの経験を還元できると思ったし、新たな挑戦もできそう!と思ったから。

というよりも…
オウンドメディアを作っていく過程で、インタビューをこれまで40回以上もまんまるメンバーへさせていただいてるのですが、だれに何回インタビューしても違和感がないからです。
実は参画させていただいた1番の理由かもしれません。

最後に

ご覧いただき、ありがとうございました。

振り返りは時間がかかりますが、次に何か大きな挑戦の準備みたいな感覚もあって心地よい時間ですね。

これからもよろしくお願いします!


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