夏の忘れ物【#冒頭3行選手権】

「私たちって、友達? それとも……恋人?」

初めて見せる表情で、彼女が震える声で問いかけてくる。

ボクが思わず助けを求めて隣に立つ親友を横目で見やると、向こうも同じように固まったままこちらを見ていて――
結局、3人とも困った顔で互いの顔をただ見つめているばかりだった。

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野やぎさんの「#冒頭3行選手権」に滑り込みで参加してみた。

どうせやるならと、「#2000字のドラマ」に応募できるようにと、若者3人の物語としての始まりを描いてみました。

はてさて、どうなるやら?

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