デッサン31回目(花の鉢16回目)
今日は初めに、左下の花の下に出ている2枚の葉っぱの、境界をくっきりさせる(外側の葉っぱのほうを色を濃くする)作業をしました。
まず、白い花と緑の葉っぱというコントラストがくっきりあり、それがあって初めて、葉っぱと葉っぱの間での、緑とちょっと明るい緑という、微妙な色調の区別が表現できる。
次に、左下の花や、左から2番目の花で、細かい花びらのシワを描く作業に入りました。私はどうしてもまた、「そこじゃないよ症候群」を発動して、めっちゃ拡大しないと分からないような細かいシワを描こうとしてましたが、「薄目で見ても分かるようなシワからいきましょう」ってアドバイスいただいて、そのようなところに取り組みました。「薄目で見る」って、たぶん今までトータル100回ぐらいは言われてる気がする。大人になって、こんなに同じこと何度も言われて、そして、出来ないって、なかなかないですよね(笑)。だんだん、身に着くのだろうか!
あとは今日は、「まず大まかな構造をはっきりさせて、その段階が済んだら、『面』を増やしていくことによってリアルにしていく」ということを学びました。
先生が、私の前回描いた絵を写真に撮ったものの拡大図を見せてくださって、そうすると、やっぱり、シワとか影の鉛筆乗せたところが、「線を描いた!」て感じにくっきりなってる。
ここで先生が、面取り石膏像の画像を見せてくれました。ピカソの絵?って感じの、カクカクした石膏像。これを、本物の人みたいにリアルにしていくには、面を増やしていく。それによって、カクカクした感じが無くなっていく。
花びらの中の微妙な陰影を描くのも同じで、まず陰影全体の形をとったあとに、ぼけてみえる辺縁のところは、H系の鉛筆で細かい面を作っていくか、もしくはティッシュやガーゼ、指などでぼかしていく。
ぼかしって、前回、にんにくとネギの絵を描いたときも思ったけど、威力すごいですね!急に、「本物っぽく」なる!
先生が、美大受験などで絵をたくさん描いていると、ぼかしの威力に取りつかれて多用した結果、絵が「ぬるっとした」仕上がりになることがある、とお話されていたけど、本当に、多用したくなる気持ち分かる!