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デッサン17回目:花の鉢②

前回から引き続き、花の鉢のデッサン。

相変わらず、「進め方」が「こうだ!」ってパッと分からないので、こうかな?こうかな?っていう感じになっちゃう。

まずは、植木鉢の影を描きました。
もっと、ザッ!ザッ!という感じで塗っていたのですが、先生から、「鉛筆を寝かせて広く使い、爪楊枝を隙間なく並べるときみたいに、縞々にならないように繋げて塗っていきましょう」とアドバイス。
また、私は影の輪郭に平行な、斜めの線で描いていたのですが、「影の平らな感じを出すには、水平方向のほうが、ぺたっとした感じが出ます」とのことで、そのように上から描きました。

次…。「白と黒のコントラストがはっきりしていて、迷いようのないところからやっていきましょう」ということで、植木鉢の中の土と白い鉢のコントラストの部分、花と葉っぱの接してる部分、などを黒く描きました。

描きました、ってさらっと描いてるけど、とても時間がかかってるんです。もうちょっと経つとこの気持ちを忘れちゃうかもしれないので残しておくと、「この花と葉の境のラインを、どの程度この段階で正確に追求すべきなのか?この前のニンニクのとき、黒く強く塗りつぶしたところは、直そうと思ってもぼんやりしたグレーがのこっちゃったしなあ…」とか、そういう、大胆と繊細のバランスが分からない、という気持ちです。

あと今日教えていただいたのは、「花は円盤」とのこと。そのように、単純化してまずは捉えるということですね。

あとは、「これは難しいんですけど…」と前置きしての、「奥行きの表現」のこと。一番左の花と、一番右下の花だと、左の花のほうが手前にある。一般的に、精緻に描き込んであるもののほうが手前っぽく見える。だからといって、いつもワンパターンで「奥のものはぼやっとしたコントラストで描く」のが正解というわけではない。「こっちが手前で、こっちが奥!」という気持ちを込めながら描くのが大事…とのこと。難しい!!

あとは、いつも言われること。「知識や、こうだろうという推測ではなく、見えたままを描く」と。
たとえば、中央下で黒く塗ってる葉っぱ。葉脈は当然葉っぱの根元から先端まで通ってるから…という思い込みで、すーっと白い線をひとすじ貫くかたちで置いていたけど、「ほんとにそうですか?先端の部分は、葉脈は見えないですよね?だから、そこは黒でいいんです」。これも難しいなあ。

優先順位の付け方、繊細に形を取るところとザッとやるところのバランス。
まだまだ、分からないだらけだ!

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