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ガラスの仮面で繋いだ友情

彼女との出会いは中学2年の春でした

クラス替えしたばかりでまだ慣れないクラス

仲良し同士で一緒のクラスになれた男子達がふざけているので授業が中断してしまいます

「もー!なんで私がこんな奴らに勉強の邪魔されないといけないの?なんでこんなクラスになっちゃたんだろう?ほんとやだ!」

彼女が我慢できずに心の声を叫んでしまったのでますます授業は中断

そして授業が終わっても彼女は不満そうで、なんだか毎日つまらなそうにクラスにいました

素直すぎて不器用すぎる…

なんだか心配になってしまって、どうしたら彼女が楽しくクラスに馴染むことができるのか?考えてみました!(いやいや、勉強しろよ…)


私は朝、登校したら彼女の机の中に絵手紙を入れました

文章はなく、マンガの一コマを模写してセリフを彼女の名前に変えただけ

「マヤ、おそろしい子」→「〇〇、おそろしい子」

こんな感じだったかな…そうです!ガラスの仮面の一コマを描きまくって毎日のように入れていたのです

ミッションは成功!(た、たぶん!)

彼女は喜んでくれて、返事をくれました

二人でガラスの仮面を描いて描いて描きまくった1年でした


そんな衝撃の出会いからもう何十年か…大人になっても彼女とは、たまに会う仲で、私には出会った頃と同じ年の娘がいます

そして彼女が、念願の結婚をすることになりました

これはもう、ひさしぶりに描くしかない。娘と一緒に描いちゃおうかな!

ご結婚おめでとう!



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