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デザインの4原則で添削|サムネイルを組み立てなおす

3月に、佐久の巨匠からデザインの4原則を教わりました。
「ノンデザイナーズ・デザインブック」でも紹介されている、有名なアレです。
ウェビナー受講後、近藤は過去に自分がつくった無秩序なサムネイルを、4つの原則にもとづいて組み立てなおしてみました。今回はそのセルフ添削の一部始終を、大量の同じような画像とともにお届けします。


▼今回、セルフ添削するのはこちらのサムネイルです

つっこみどころが満載ですな


- まず、ごちゃごちゃした装飾をよける
- フォントもごちゃついていたので2種類にしぼる
(違いがほとんどない角ゴシックのフォントを、数種類使っていました…)



- 定規で縦と横の中心に線を引いてみる

定規で線を引いたものの、
まず「なにを、どんな目的のために測るのか?」という疑問がでてきます…
中心、フチの余白…それから…?



- 色をいったんグレースケールに
- 文字を左揃えにする
(そろえる線の左側の余白はどのくらいがよいのか…)


無目的に、やたら定規の線を引いています。


- 「なにこれ」の文字サイズを小さくして「勉強会」と幅をそろえる
- 煙のモチーフが飛び出している…!



- Canvaの素材から選んだ別のイラストを入れてみる
(そもそも、なぜ煙のモチーフなど使ったのか)



- 両端の余白がおなじ幅になるようにイラストを配置



- 背景と文字の配色に迷走。結局、お姉さんの服だけこの色に
- イラスト下の線が中途半端か…?



- イラストに線をつけ足して、文字の左端までのばしてみる。なんか変。



- 右端まで線をのばしてみる。
- 文字がゴテゴテしすぎ…?



- 目立たせる要素を入れ替える(そもそも訴求ポイントはこっちか…)
- ゴテゴテ感は文字の並べ方のせいかも…?



- 文字を横に広げてみる。
読みやすくなったような気がする。


- 文字を下に下げて、上の余白を大きくとってみる。
- 定規の線を消すとこうなりました

正解がわからなくなってきたので、
ここでいったん終了です。

デザインがすっきりした分、
「焼き芋理論」、「なにこれ勉強会」と
言葉のふざけた感じがストレートに目に入る印象です。
(いいのか、悪いのか…)


デザイン畑の独特の考え方

デザインの本を見たり、オンライン講座を視聴したりするなかで、
知っている言葉なのに理解できない場面がよくありました。
その文脈でその言葉が使われているっていうのは、どうも私の知っている意味とは違うようだぞ…?というような場面です。

たとえば巨匠も使っていた「背景をよごす」。
実際にきたなくするわけではなさそうです。
色をぬったり、写真をいれたりしてごまかす、というような意味でしょうか…。

このような言葉の使い方には、前提としてなにやら背景の美学みたいなものがありそうです。


4原則を知ることは、デザイン畑のものの見方を知るヒントになりました。巨匠たちの言葉の意味を探りつつ、今日も整列の線を探しています。




▼今回のサムネイル試行錯誤
今回もサムネイルの作成でずいぶんと悩みました。
その試行錯誤の様子を、失敗作たちとともにお届けします。(また大量の画像がでてきますよ)

なんで70年代風?
さわらびゴシックのタイトルと、図形で作成した「4」w。



だから古いんですよ。昔の教科書か。


4原則を4つの丸で表す、というアイデアにしばられ、
しばらく迷走。。。

教科書感を脱するために、さわらびゴシック→Kosugi 丸ゴシック
え、ちょっと待って余計古いんですけd-



とにかくタイトルが固いので、手書き風文字でゆるさをだす。
図形もカチッとしてしまうので、なし。
サブタイ「~組み立てなおす」から連想し、
手書き風のブロックのイラストをいれる。



白黒だとかっこよすぎるので、黄色の背景に。
身近な感じになりました…?
なんかいろいろ中途半端です…。



ストレートにタイトルを真ん中に。
下にブロックをたくさん並べました。
ちょっと待てよ、このフォントはなんかサラッとしていて、記事の感じとちがうな…



うずらフォント→GN-こはるいろサンレイ
細い線→点線
半端な黄色の背景やめる


この記事、というかブログは、
うへへへ面白いなゴリゴリ、と
机に落書きを削りつけるような内容だよなと思い、
それをサムネイルで表現するため、クセと主張が強めのフォントで着地。


記事を書きながら、次こそはまずイメージを固めてからサムネイルをつくりはじめようと心に誓いました。

「なにこれ勉強会」サムネイル編をまたやろうと話しています。
参加者それぞれが調べてきた内容をシェアする、「一品もち寄り」のような勉強会。
誰でも参加できますので、お気軽にどうぞ。


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