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水槽の照明の点灯時間と使い方【日本デザインプランナー協会】

アクアリウムで必要な照明。照明がないと水槽自体が暗く、熱帯魚や水草を楽しむことができません。しかし、照明の正しい点灯時間はご存じでしょうか。今回は照明の点灯時間や使い方について紹介させていただきます。

点灯時間

まず照明の点灯時間は大体8〜10時間が理想です。水槽内の状況にもよりますが、目安にしてください。たとえば、熱帯魚だけの水槽であれば5時間くらいの点灯でも十分です。

しかし、水草水槽であれば8時間は必要になってきます。水草の生い茂った水槽では、水草の光合成に照明が必要です。
もし点灯時間が短いと水草が十分な光合成をおこなえなくなり、水草の成長が悪くなってしまいます。

点灯時間が長すぎると

さきほど紹介したように、水草育成には照明は必要で、短いと水草の成長が悪くなってしまうとお話しました。では、「水草成長のために長時間点けておけば良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。長時間点灯してしまうと別の問題が起こってしまいます。それは、「コケの増殖」です。

コケなどの藻類も水草同様に光合成をおこない成長します。点灯時間が長い=コケの光合成時間も長い、という現象が起こります。コケが増殖してしまうと、せっかくのレイアウトも見た目が良くないです。

コケが増殖をしないためにも、点灯時間を短くすると、水草の成長に必要な光合成ができなくなります。そのように考えると、水草が成長でき、コケが増殖しない適切な点灯時間が理想です。

点灯の時間帯は同じ時間で

点灯の時間は毎日同じが良いです。熱帯魚にも水草にも、バイオリズムがあります。もし毎日違った時間に点灯していると、バイオリズムが乱れ、ストレスになってしまいます。そうならないためにも、タイマーで点灯開始時間と終了時間を管理しておくと良いでしょう。

今回は、照明の点灯時間や気をつけていただきたいことを紹介しました。
ただし、点灯時間は目安です。8時間の点灯でも、コケが増殖しているのであれば点灯時間を短くしてみてください。熱帯魚も水草も常に変化しています。その時々で一番最適な点灯時間を見つけ、上手く照明を利用してみましょう。


日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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