見出し画像

水上葉→水中葉へスムーズに変化させるコツ 【日本デザインプランナー協会】

ショップで水草を購入すると、水上葉のことが多いです。水上葉であるメリットが多くあり、水上葉で販売されています。しかし、実際に水草を育てるときには水中葉で育てることがほとんどです。上手く水上葉から水中葉に変わるといいのですが、上手くいかないこともあります。今回は、水上葉から水中葉に変化させるためのコツを紹介します。上手くいかなかった方は、参考にしてみてください。

水上葉から水中葉にならない

水上葉から水中葉に変わるときに起こりやすいトラブルは、水草が溶けてしまうことではないでしょうか。クリプトコリネのように、新しい環境に馴染むために一度溶けてしまう水草もあります。しかし、水上葉が溶けてしまうことは、環境に馴染むため以外にも考えられます。ではどうすればいいのでしょうか。詳しく紹介させていただきます。

水草の状態が悪い

そもそも購入したときに、水草が傷んでいたり、葉や茎が黒ずんでいたりすることがあります。このような水草は、水草自体の状態が悪いです。水上で育っていた水草が、水中に入れてすぐに根を張ったり、新芽が芽吹いたりすることはありません。

少しずつ根や新芽を出すことで、栄養を吸収し成長します。栄養を吸収するまでは、水草自身に蓄えられていたエネルギーで成長します。もし状態が悪い水草だと、根や新芽を出すエネルギーがなく、根を張る前に栄養分を取り込めずに枯れてしまうことでしょう。

栄養分が足りない

せっかく根や新芽を出しても、吸収する栄養分がないと水草は成長できません。たとえば、底床がもし化粧砂だったときに根から栄養分を吸収できるでしょうか。たぶん栄養分はほとんど吸収できないでしょう。水中からの栄養分は吸収できても、肝心の底床からはできません。

レイアウトによって、底床を変更できないかもしれませんが、可能であれば底床は栄養系ソイルにしておきましょう。水草が少しでも早く根を張り育つためにも、栄養分を吸収しやすい環境を作ってあげることが重要です。

水上葉から水中葉に変化することは、水草にとって大変なことです。しかし、私たち人間が変化しやすい環境を作ってあげることができれば、水草は水上葉から水中葉へ変化してくれます。あなたの水槽の環境を整え、水草が元気に育つ環境を作りましょう。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?