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アクアリウムで使用する底床は洗う?洗わない?【日本デザインプランナー協会】

アクアリウムで使用する底床ですが、大きく分けて2種類あります。大磯砂や田砂のような砂の底床と、ネイチャーアクアリウムでよく使用されている土を焼き固めたソイルがあります。これらの底床を水槽に入れるとき、洗った方がいいのか、洗わない方がいいのか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、水槽に入れる前の底床の処理について紹介させていただきます。結論から言うと、「ソイルは洗わない。それ以外は洗う」が理想です。それぞれの理由について紹介させていただきます。

ソイルは洗わない

ソイルは洗わないでください。「吸着系ソイル」と「栄養系ソイル」の2種類がありますが、両方とも洗わなくて大丈夫です。もともとソイルは、水草成長のための栄養分を混ぜて粒状に焼き固めた土です。購入し袋を開けると、小さな黒い粉が出てきます。

そのため、「ソイルは洗った方がいいのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、洗わずに使って大丈夫です。焼き固めた土なので、水に浸けて指で押してしまうと簡単に崩れてしまいます。ソイルは非常に弱く、圧力を与えてしまうと崩れてしまい、砂のようになってしまいます。

崩れたソイルが増えてくると、泥のようになり、余計に水質を悪化させるだけです。ソイルは、洗わずそのまま水槽に入れるように使いましょう。

ソイル以外は洗う

ソイル以外の、大磯砂や田砂、サンゴ砂などは洗ってください。これらはソイルのように加工されて作られたものではありません。天然のものを採取し、販売されているものがほとんどです。そのため、袋から出してすぐに水に浸けると白く濁ります。

砂の中に汚れや非常に小さな砂が混ざっているため、水に浸けると汚れとして浮き出てきます。また砂に混ざったゴミが出てくることもあるので、まずはバケツなど別容器で洗いましょう。そしてしっかり洗い終わった砂を水槽に入れて使用してください。

今回は、底床を水槽に入れる前に洗った方がいいのかという疑問について紹介させていただきました。結論は「ソイルは洗わず、ソイル以外は必ず洗ってください」です。これだけ守っていただければ、水槽に入れたときにトラブルが起こることはありません。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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