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浮き草を入れるメリットは?【日本デザインプランナー協会】

水面に浮いている水草を「浮き草」と呼びます。ホテイ草やマツモ、アマゾンフロッグピットなどが有名です。浮き草を入れるメリットはさまざまです。今回は浮き草のメリットについて紹介させていただきます。メリットをしっかりと理解した上で、浮き草を使ってみてください。

浮き草を入れるメリット3選


①水質改善に使う

浮き草は根から水中の栄養分を吸収します。通常の水草であれば、底床に植えたり流木などに活着させたりすることが多いです。底床に植える場所や流木など活着させる場所には限りがあります。しかし浮き草であれば、水面一面に浮かせておけます。浮き草を入れれば、水中の栄養を吸収でき、栄養分が多い状態を早く防げるでしょう。栄養分が多いとコケが発生してしまうので、水質の改善に役立ちます。

②産卵床に使う

メダカやベタなどは泡巣を作る熱帯魚。そのような熱帯魚には浮き草があるので、浮き草に泡巣を作れます。繁殖に必要な泡巣が崩れにくくなることで、繁殖させやすくなります。また根が伸びることで生まれた稚魚の隠れ家になったり、神経質な熱帯魚が隠れるスペースを確保できたりすることがメリットです。熱帯魚が安全に落ち着く場所を作ることも重要です。

③水槽内の環境を維持する

夏場に暑くなってくると、気になるのが水槽内の水です。暑くなれば日差しも気になり、水槽内の水温が上がってきます。水温が上がれば、水槽内の生体にも影響が出てきます。そうならないためにも、光を遮断するために浮き草を使ってみましょう。

ただし浮き草が増え過ぎれば、水槽内の水草に光が行き届かなくなるので注意が必要です。また、水温が上がれば水が蒸発していきます。浮き草があれば、蒸発する水を少しでも減らせ、水量を気にすることが減ります。

暑くなってくる時期に、ビオトープを始められる方も増えます。ビオトープで浮き草は、良く使われます。遮光や外敵から守るためにも、浮き草を上手く使えるようにしましょう。このように浮き草のメリットはさまざまです。浮き草を使いこなし、水槽内の環境や生体にとっていい環境を作れるようにしてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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