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オープンアクアリウムでオススメの植物「ヤマサキカズラ」【日本デザインプランナー協会】

オープンアクアリウムでは、水上の植物を楽しめます。水槽の中だけに止まらず、水上まで伸びた水草や水上で育成する植物は自然感を感じられます。では、水上ではどのような植物が育てられているのでしょうか。今回は、オープンアクアリウムでよく使われている「ヤマサキカズラ」について紹介させていただきます。

ヤマサキカズラとは


アクアリウムを楽しまれている方は、水上で育てられているのを目にしたことも多いでしょう。サトイモ科のツル性植物であり、非常に丈夫です。茎を水中に入れておくと、ドンドンと根を伸ばし、成長していきます。
水上では大きな葉を付けます。水中でも育てることができ、水中葉で水上葉よりも小さな葉が付き、水上葉とは全く違った雰囲気の葉です。

ヤマサキカズラの管理

ヤマサキカズラを水上で管理する上で注意することは、アブラムシなどの害虫ではないでしょうか。室内のアクアリウムで使用する場合には気にならないかもしれませんが、屋外で管理しているヤマサキカズラを使用する際には気をつけましょう。害虫が付いていることがあるので、室内に持ち込まないようにしてください。

また水上管理では、室内のホコリを被ることもあります。定期的な葉水を与え、葉をキレイな状態に保つことも重要です。また照明にも気をつけましょう。ヤマサキカズラは成長が早いわけではないですが、大きく成長します。
伸びた葉や茎が、照明に当たり焼けてしまうことがあります。

照明は吊り下げ式にし、葉や茎が当たらないようにしましょう。栄養分や二酸化炭素は、気にしなくていいです。栄養分は水中から十分に得られ、水上葉での管理であれば二酸化炭素の添加は気にしません。

ヤマサキカズラの効果

ヤマサキカズラに限らず、陸上植物に共通することが「水質洗浄力が高い」ことです。水草以上の栄養吸収能力があるため、水中が栄養過多になっていても、しっかりと吸収してくれます。そのおかげで、栄養過多にならずに、藻類の発生を抑制することができます。

今回はヤマサキカズラについて紹介させていただきました。非常に丈夫な植物なので、最低限の環境が整っていれば十分に育ちます。誰もが育てやすい植物なので、ぜひ一度育ててみて、ヤマサキカズラの良さを実感してみてください。


日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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