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アクアリウムクリエイターが教える「前景草」のトリミング方法【日本デザインプランナー協会】

前景草は水槽の手前に植栽することが多い水草のことです。グロッソスティグマやキューバパールグラスのような水草が有名です。有茎草のように背の高くなる水草でもなければ、活着水草のように成長の遅い水草でもありません。

今回は前景草のトリミング方法と、トリミングの際にやっておきたいことを紹介させていただきます。前景草のトリミングを知っておかないと水草の成長に関わってきます。水槽の中で一番見えやすい部分なので、しっかりとトリミングをおこなうようにしてください。

前景草のトリミング

前景草は背が低く、底床(ソイル)に這うように成長することが特徴です。
そのため後景草のように圧迫感は少ないものの、定期的なトリミングは欠かせません。

トリミングは、底床から出ている葉をすべて切っていただいて構いません。
葉を残したところで、有茎草やウィローモスのように切り口から新芽が出てくることが無いからです。

また中途半端に切ってしまうと、切った部分が腐ってきてしまうので成長には良くありません。思い切ってすべてをカットするようにしてください。

トリミングのタイミングは?

前景草は、後景草のように背が高くないので成長が分かりにくいです。
しかし放置していると、徐々に厚みが増してきます。厚みが増してしまうと、光の当たらない部分が枯れてしまいます。そのようにならないためにも、2〜3段ほど重なってくればトリミングをおこなうようにしましょう。

トリミングのときにやっておきたいこと

トリミングのときにやっておくといいことがあります。それは底床の掃除です。前景草は、絨毯のように広がるため、常に底床の上を覆っています。
そうなると底床と前景草の間に、生体の糞などの汚れやコケが溜まりやすいです。

掃除のときにホースで底床の汚れを吸い出すこともありますが、それでは吸い切れていない汚れもあります。そのため前景草をきれいにトリミング後に底床を掃除しておくことで、少しでもきれいな底床にするようにしましょう。

トリミングと一言で言っても、前景草ほどすべてをきれいにカットしてしまうトリミングは少ないかと思います。

前景草は、厚くなる前に底床から出ている部分はすべてカットし、カット後は底床の掃除をおこなうにしてください。目立ちやすい前景草なので、しっかりと手入れしておくことをオススメします。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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