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ビオトープとは?【日本デザインプランナー協会】

熱帯魚ショップやホームセンターでよく見かけるビオトープ。目にしたり、聞いたりするものの、具体的にどのようなものかご存じでしょうか。小さな鉢やトロ船がよく置かれていますが、実際に詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、ビオトープについて紹介させていただきます。

ビオトープとは

ビオトープとは、ギリシャ語の「bio(生命)」と「topos(場所)」からできた造語です。生物が自然な環境で生息している空間のことを指します。環境問題が深刻化していき、注目される言葉になりました。

ビオトープで必要なもの

自然保護のあり方を示しているビオトープですが、自宅でも手軽に始めることができます。
準備するものは、
・鉢やトロ船などの容器
・底床
・水草などの植物
・生体
の4つあれば始められます。

熱帯魚の飼育やネイチャーアクアリウムとは違い、フィルターや照明が不要です。他のアクアリウムのようにフィルターで水をろ過しバクテリアを住み着かせるのではなく、底床に住み着いたバクテリアで可能な限り水質を維持するという自然に近い状態を作ります。

ビオトープの設置場所

基本的にはどこに置いていただいても構いません。しかし、照明が無いため、日の光が当たる場所にしましょう。魚や水草の成長に、日の光は必要です。ただし、長時間直射日光が当たる場所は避けてください。夏場に直射日光が当たると、水温が上がりすぎて魚や水草に影響が出てしまいます。

日中に少しだけ日光が当たる場所が最適です。そのため、ベランダや玄関など適度に日光が当たる場所に設置される方が多いです。また冬場は水温が下がるので、水温が下がらないように防寒対策は必要になります。冬場は日光が当たる室内に入るのがいいでしょう。

ビオトープは、環境保護を目的として始められ、今では家庭でも取り入れられるようになりました。準備するものも少なく始めやすいです。
ぜひ自宅で、自然環境の一部を切り取った空間を作ってみてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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