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水草レイアウトでソイルを使用するときに知っておきたいこと【日本デザインプランナー協会】

底床でソイルを使うときに、どのように敷けば良いのでしょうか。ソイルとひとことで言っても、粒の大きさや特徴に違いがあります。またソイルの盛り方で、レイアウトの印象も変わるでしょう。今回は、水草レイアウトでソイルを使用するときに知っておきたいことを紹介させていただきます。

ソイルの厚さは5cm以上

底床にソイルを使用する理由は、水草の植栽だと思います。水草が繁茂することを考えると5cmぐらいの厚さで敷くのが良いでしょう。もしソイルの厚さが薄いと、植栽した水草がすぐに抜けてしまいます。

また水草が成長するためには、しっかりと根を張らないといけません。あまりにもソイルに厚さがないと、水草が根を張れずに成長できなくなってしまいます。そのため、ソイルは5cmぐらいの厚さで敷きたいです。

傾斜をつける

ソイルを敷くときに、平らに敷くのも良いでしょう。しかし、限られた水槽のサイズで奥行きのあるようにする方が、水槽のサイズ以上に大きく感じます。前景部分は薄めに敷き、後景に向かって徐々に高さを出します。

そうすると、前景と後景の間に傾斜ができ、水槽を正面から見たときに奥行きを感じます。ただ後景の高さを出すために、単純にソイルだけを盛ってしまうのはよくありません。ソイルが大量に必要になるのと、盛った箇所の通水性が悪くなりコケの発生原因にもなります。

高く盛る後景には、底床肥料のような多孔質な石を敷くか、もしくは軽石を敷いて高さを出してください。軽石などであれば比較的安価で手に入り、通水性も確保してくれるのでコケ対策にもなり一石二鳥です。

粒の小さなソイルを上に敷く

冒頭でもお話した通り、粒の大きさの異なるソイルが売られています。ほとんどが通常サイズのソイルとパウダータイプのソイルの2種類です。パウダータイプのソイルは、非常に粒が小さいので植栽した水草が抜けにくくなります。

ただし、粒が小さいので通水性が悪くコケが生えやすいです。そのため、通常のソイルを敷いた上から、パウダータイプのソイルを薄く敷いてください。そうすれば、通常のソイルで通水性を保ちながらも、パウダータイプのソイルで水草を抜けにくくできます。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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