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より美しい色に仕上げる!熱帯魚の色揚げについて【日本デザインプランナー協会】

「色揚げ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?色揚げとは、熱帯魚の飼育で「より美しい色に仕上げること」です。いくらきれいな水草レイアウトを作っても、熱帯魚の色がくすんでいるときれいに見えないですよね。

では、どうすれば熱帯魚がきれいな色を出してくれるのでしょうか。まず前提として知っておきたいのが、「赤系統」は熱帯魚自身で作り出せないということです。そのため、どうしても赤系統の色は、飼育する私たちがエサで補ってあげる必要があります。

色が薄くなる原因


では、そもそも色が薄くなる原因はなんでしょうか。色が薄くなる原因を知っていれば、現状よりも色が薄くなることは防げます。主な原因は、「ストレス」です。私たち人間も、ストレスにより体調を崩すことがありますよね。熱帯魚も同じで、ストレスによって色が薄くなります。

・照明の点灯時間が長い
・照明の光度が強い
・水槽が揺れて、熱帯魚が驚く
・水質の悪化

これらの要因が多いです。まずはこれらの要因を無くすことを最優先でおこなってください。

色を揚げる方法

まず色が薄くなる原因をしっかりと無くした上で、どうやって色揚げをおこなえばいいのか紹介させていただきます。

①エサで色素を補う
先ほどもお伝えさせていただきましたが、赤系統の色は熱帯魚自身で濃くすることは難しいです。そのため、エサからしか作り出せません。
甲殻類に含まれている「アスタキサンチン」や「カロチノイド」が配合されたエサを与えてください。そうすれば、熱帯魚の赤系統の色が徐々に濃くなっていきます。

②ペアで飼育する
オスがメスへアピールするには、自分自身の体色をきれいに見せることが重要だからです。そのため熱帯魚の色は、繁殖期に一番きれいに出ます。
オスとメスを混泳させることで、オスがアピールをするために自身で色揚げをしてくれます。ただし、混泳には注意してください。

どんな種類でも混泳できるわけではありません。攻撃的な熱帯魚や縄張り意識の強い熱帯魚は、そもそも混泳に向いていないません。混泳できるか調べた上で、混泳に向いている熱帯魚に関しては試してみるといいでしょう。


日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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