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ソイルに寿命はある?【日本デザインプランナー協会】

ネイチャーアクアリウムでよく使用されるソイル。実際はどれくらいの期間使うことができるのでしょうか。そもそもソイルに寿命はあるのでしょうか。今回は、ソイルの寿命について紹介させていただきます。

ソイルの寿命

「ソイルは1年で交換」と耳にしたことはありませんか。ただ、誰が言ったのかも分からず、正しい情報かどうか分かりません。水槽の底床で使うソイルなので、1年ごとに入れ替えることが大変です。では、「ソイルが寿命」と言われる状態は、どのような状態なのでしょう。大きく分けると次の2つの状態ではないでしょうか。

①ソイルが崩れる
②栄養分がなくなる

このような状態にソイルがなると、「ソイルの寿命」だと考える方が増えいるようです。では、実際はどうなのでしょうか。紹介した2つの状態は「ソイルの寿命」なのでしょうか。結論から言うと、ソイルに寿命はありません。そのように考える理由を紹介させていただきます。

①時間が経ったソイルは、自然と崩れる

流木や石などの素材を動かしても崩れてしまうくらい脆いです。そのため、泥底となってしまい見た目が悪く、藻類が発生する原因になります。しかし、泥底だからと言って、水草が成長しないわけではありません。自然でも、泥底で育っている水草もあります。

②栄養分を練り込んだ土を固めたソイル

徐々に栄養分が溶け出し、水草の成長に必要な栄養分を補ってくれています。しかし、いつかは栄養分が無くなることもあるでしょう。栄養分が無くなっても、ソイルは使えます。

ソイルから栄養分が出ているときも、水草の調子や水質によって、追肥をしてきたはずです。そう考えると、ソイルから栄養分が無くなっても、必要な栄養分を追肥していれば問題ありません。

このように「ソイルの寿命」と言うよりも、状態が変化しただけです。もちろんソイルが寿命を迎えた、と思われる方もいるでしょう。しかし、手を加えればソイルは長期間使用できます。頻繁に入れ替えることを考えると大変です。状態の変化を寿命だと思わずに、手を加え長期的にソイルを使用してみてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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