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水槽照明の基礎知識(ルクス・ナノメートル)【日本デザインプランナー協会】

水槽の照明には、分かりにくい用語が多いです。ケルビンやルーメン、今回紹介させていただくルクス、ナノメートルなどあまり意識したことのない用語ばかりです。しかし、あなたの水槽に必要な照明を購入するためにも知っておかないといけない用語であることには変わりありません。この記事でルクスとナノメートルについて学んでいきましょう。

ルクス(lx)

ルクスは「照度」とも言われ、どれだけ光が届いているかを数値化したものです。光が行き届く範囲だと思ってもらっても良いかもしれません。
ルクスが高いと、明るい範囲は広いです。しかし、ルクスは利用する条件で数値が変わることもあり、表記されていない製品もあります。

そのため、ルクスの表記がなければ、ルーメン(光度)の数値の高さで選ぶようにしてください。もし、照らす範囲を広げたいと思ったときには、ルーメンの値が大きいもの、もしくは複数台使うことも検討してみましょう。

ナノメートル(nm)

ナノメートルは、光の波長を表しています。波長が長いものから、赤、橙、黄、緑、青、藍、青の順番です。このナノメートルが水草育成には重要です。光合成に必要な光は、600〜700nmの赤系の光と400〜500nmの青系の光が重要だとされています。そのため、一般的に売られている照明は、上記の数値を組み合わせていることが多いです。

また光の組み合わせを変えると見た目や水草の成長に影響が出ます。たとえば、赤系の色を増やせば見た目が暗くなり、青系の色を増やせば緑がきれいに発色しないなどの影響があります。しかし、最初はそこまで気にする必要はありません。売られている商品を購入しておけば、水草はしっかりときれいに成長してくれます。

どちらかと言えば、ルーメン(lm)が足りない方が成長には良くないので、ルーメンが満たされているかチェックしましょう。

今回は、光が行き届いている数値のルクスと光の波長のナノメートルについて紹介させていただきました。どちらも水草の育成には欠かせない言葉です。照明を購入するときにチェックしてみてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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