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ミスト式で立ち上げるときのデメリット【日本デザインプランナー協会】

水槽を立ち上げるときに、ミスト式でおこなう方も多いのではないでしょうか。ミスト式には多くのメリットがあり、非常に立ち上げやすい方法です。
しかし、ミスト式にもデメリットはあります。今回はミスト式で立ち上げるときにデメリットについて紹介させていただきます。

藍藻が発生しやすい

ミスト式のメリットとして、コケが発生しにくいことが挙げられます。
水槽の立ち上げを通常通り注水しておこなうと、ソイルなどから水中に栄養分が出てきて水草がすべてを吸収できません。そのため、水中で余った栄養分がコケの発生原因になります。そう考えるとミスト式はコケが発生しにくい環境です。

しかし、そのコケの中でも藍藻にとっては発生しやすい環境になります。
藍藻は通水性が悪いところでよく出てき、ミスト式ではソイルの部分がよく発生する場所です。霧吹きで最低限湿った状態になっているソイル部分は、通水性が悪いです。そのため、藍藻が発生しやすいので、藍藻対策だけはするようにしましょう。

ミスト式に向いていない水草がある

ミスト式でも、育ちにくい水草はあります。特に、球根がある水草と水中葉しかない水草です。球根がある水草は、葉が大きく育つことが多く、ミスト式では葉っぱを大きく成長させることができません。また水中葉しかない水草も育ちません。

ミスト式では、水草は水上にあるので水上葉を展開します。そのため、水中でしか育たない水草にミスト式は向いていないです。上記の水草に関しては、注水後に植栽する方が、きれいに育ちます。

温度管理のしにくさ

ミスト式は、室内の温度が水槽内の温度になります。そのため、夏場は暑く、冬場は寒いです。水槽に水を入れていれば、ある程度の水温を保ちながら、水槽用のクーラーやヒーターで理想の水温にできます。

しかしミスト式のような暑い環境や寒い環境では、水草は育ちません。そのため、部屋のエアコンを使い、水槽内の温度を水草の成長しやすい温度に保ってあげる必要があります。可能であればミスト式をおこなうのは、暑くもなく寒くもない春や秋におこなうことが、一番管理がしやすく楽かと思います。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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