自分の向き不向き「能力の輪」と、その境界を意識すること/自分のキャリアを考えるメモ①
先日退職をしまして、療養しつつ、これからどうするかぐるぐる真っ最中なスズキアユミです。
最近『Think clearly』という本を読んでいて(この本が分厚い上に内容が濃く、読むのに時間がかかるため、まだ読了してません笑)、「キャリアを築くには『能力の輪』を意識するのが大事」という内容が出てきて大変興味をそそられました。
そこで、「能力の輪」がどういうものなのか自分なりに考えつつ、この思考法を試してみることにしました。
おさらい/ずっと自分の判断軸を持てていなかった
前回の記事でも書いたとおり、これまでの私のキャリアの反省点は、目先のことだけに短期集中”しか”、やってこなかったことでした。
それにより、いざ何か起きた時に「自分の判断軸」を持てずにいたため、働き方を改善できないまま、がっつり心身を崩してはリタイアするのをずっと繰り返してたのです。
なので、自分の判断軸を持つために、今までやってきた「”いま”に集中すること」は大事にしつつ、かつ「長期的な目標を立てること」の必要性を感じたのでした。
自分の向き不向きを意識する「能力の輪」とは?
「能力の輪」とは、『Think clearly』という本で紹介されていた、自分の能力の向き不向きを表現したものです。本書では「能力の輪」を意識しながらキャリアを築く大切さを説いています。
自分の欠点ではなく、自分の得意なこと=能力を伸ばそうというのはよくある指南ではあります。ですが、この「能力の輪」で表現しているのは、自分の向き不向きだけでなく、その「境界」を意識しようというのが、今までになく、また、わかりやすくてイメージしやすい考え方だなと私は思いました。
”人間は「能力の輪」の内側にあるものはとてもよく理解できる。だが「輪の外側」にあるものは理解できない、あるいは理解できたとしてもほんの一部だ。<中略>「自分の『能力の輪』を知り、その中にとどまること。輪の大きさはさほど大事じゃない。大事なのは、輪の境界がどこにあるかをしっかり見きわめることだ」”
(Think clearly P136〜137より引用)
上記の引用文にもあるように、輪の境界がどこにあるのか見きわめるのが大事だそうです。さらに、この境界が明確になっている効果として、
”仕事上で何かを承諾したり断ったりしなければならないときでも、その都度判断しなくてすむ”
“たとえどんなに魅力的なオファーでも、自分にふさわしくないと思えばはっきり断ることができる”
と文章が出てきて、まさに私が求めてた判断軸です…🤤
「能力の輪」をつくりあげる、時間と執着
輪の内側といわれると、なんだか広がりがなくて成長がとまりそうなイメージがありますが、本書『Think clearly』ではこの輪をつくりあげることも説いています。能力の輪は最初からあるものではないのですね。
「能力の輪」の形成に必要なものはずばり「時間」と「執着」だと言っています。下記の内容が出てくるので、「能力の輪」というのは今だけでなくこれからも築き上げていくものなのだなと思えます。
”「価値のあるものをつくりあげようと思えば、時間がかかるのは当然でしょう」。アメリカ人デザイナーのデビー・ミルマンは、自分の信条をそういう形で表した(彼女がデザイナーとして成功しているのはいうまでもない)。”
(Think clearly P140より引用)
“だがゲイツやジョブズやバフェットが「青少年期を無駄にした」などと言い出す人は、いまではいないだろう。彼らは、それらに執着して何千時間も費やしたからこそ、その分野のエキスパートになれたのだ。”
(Think clearly P141より引用)
次回/自分の現時点の「能力の輪」をつくってみる
さて、ここまでだと本を読んで「ふーん、なるほどな〜」で終わってしまうので、私なりに「能力の輪」をビジュアル化してつくっていってみようと思います。
<つづく>
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